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ゲームにハマッた時によくあること(3ページ目)

すごく面白いゲームをプレイしている時、遊んでいない間もずっとそのゲームのことを考えてることって、無いですか? そういう人を指して、ゲームにハマっているといいますよね。今回は、ゲームにハマった“ゲーマー”によく起こる出来事をご紹介します。

すごいゲームとハマるゲーム

ファイアーエムブレムの図

ガイドの奥さんはニンテンドー3DSのファイアーエムブレム 覚醒にハマっていて、たまにニコニコしながら占いの画面を見せてきます。(イラスト 橋下モチチ)

ゲームにハマっている時間ってすごく幸せですよね。でも昔に比べて、このゲームハマる、という言い方をコンシューマーゲーム業界ではそれ程しなくなったように思います。ハマるゲームが少なくなっているということでも無いと思うんですが、それよりもグラフィックがすごいとか、演出がすごいとか、システムがすごいとか、“すごい”という部分が押し出される機会が増えて、結果的に「これはハマる」的な紹介の仕方が減っているのかもしれません。

ゲーム業界の進化の方向として、ハードの性能が上がっていった時、そのことでこんなすごいゲームが実現できたという方が、こんなにハマるゲームができた、というよりも分かりやすくプレゼンテーションしやすいということもあるでしょう。

最初のインパクトはやっぱり「すごい」かもしれませんが、長時間遊んだ時の価値は「ハマる」なんじゃないかと思います。そして、今、ゲーム業界でたくさん売れているゲームを振り返ってみても、ポケットモンスターシリーズやモンスターハンターシリーズなど、実はやっぱりハマるゲームをたくさんの人が遊んでいるようにも思います。

“すごい”と“ハマる”は別に対立する概念ではないですから、どちらかを選択するということでもありません。素晴らしいゲームのすごい部分をプッシュするのはそのままに、もう1度たくさんの人にゲームにハマッてもらうにはどうしたらいいのか、初心にかえって考えてみるのもゲーム業界には必要なのかもしれません。

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