ゲームを買ったのに遊ばない人

積みゲーの図
とても消化できるはずのない量のゲームを持っているにも関わらず、なぜまたゲームを買ってしまうのでしょうか?
折角ゲームを買ったのに遊ばない人がいます。そんな変なことする人いるの? と思われるでしょうか。確かにちょっと変かもしれません、それに少数派だとは思いますが、でも、そんな人がいるんですね。この、ゲームを買ったのに遊ばないで放置しておくことを積みゲーといいます。おそらくは遊ばれないゲームがどんどん積み重なっていく様から積みゲーと呼ばれるのだと思われます。

なんで積みゲーが起こるのかと言えば、当然ゲームをやる時間がないからですが、じゃあどうしてゲームをやる時間がないのにゲームを買うのか、といところが問題です。しかも、1本やってないゲームがあるぐらいでは、積みゲーとはあまり言いません。なにしろ積んであるんですから、何本も何本もやっていないのです。なのにまたゲームを買う! なんて非合理的なんでしょう!

何故ゲームをやらないのにゲームを買うのか。予約特典や初回限定特典があるから? そういう場合も勿論あります。しかし、積みゲーがそういった早期購入特典の付くゲームに限定されるかというと、必ずしもそうでもないでしょう。ゲームをプレイしていないんですから、ROMの中に入っているゲームコンテンツを消費してはいないことになります。では、いったいぜんたい何を消費しているのでしょうか?

このことは、ゲームソフトという商品の価値と、深く関わりがあります。積みゲーをする人が何故ゲームを買うのかご説明しながら、ゲームソフトの価値について考えてみたいと思います。

ゲームの発売日を待つことができるという価値

お店でゲームを買う人の図
遊ぶ時間がある時にだけゲーム屋さんに行って、その時売ってるゲームを買う、という人は積みゲーはしませんが、発売日を楽しみに待ったりすることもありません
楽しみにしているゲームの発売日を待つのは楽しいものです。少しずつ公開される情報に一喜一憂し、あんなことができるかもしれない、こんなことが面白そうだぞと仲間と語らい、ゲームのシステムやバランスに危惧してみたり、俺はこのキャラを使おうと思う、などとプレイを想像します。

この楽しみは、ゲームの開発発表から、発売日までの間しか楽しめません。そして発売日直前が最も楽しくなります。テレビCMなどの広告展開もはじまり、ユーザー達の熱も高まり、あと1週間、3日、明日、どんどん期待が膨らみます。もし、理性的に、そして合理的に、ゲームをやる暇がある時だけ、その時発売されているゲームの中から面白そうなものを選ぶとしたら、この楽しみはあまり味わえません。

この楽しみが、積みゲーをする理由の1つに挙げられます。どうせ遊べないなら買わなくても盛り上がるだけ盛り上がれば良さそうなものですが、そこはまた不思議なもので、当事者意識とでもいうんでしょうか、お金を出して買うと決めているだけで臨場感が全然違うんですね。買うからこそ、喜びもできますし、ガッカリもできるんです。そしてその一喜一憂がとても楽しいんです。

次は、ゲームを買うことの価値、そして所有することの価値についてです。