サブウーハーを含む9スピーカー&AUX入力端子が備わる
箱形の外観デザインもさることながら、インテリアもシンプルながら個性的なルミオン。ステアリングの前には何もなく、メーターは4つ横並びでセンターに配されています。また大きさを活かして室内も広々していて、収納スペースもたくさんと、さすがトヨタ車だけあり不自由なく使える車です。各機能を水平的に積み重ねたような個性的なインパネデザイン。中央にある4連メーターは右から速度計、回転計、燃料計、油温計。速度計のさらに右にはデジタル時計や航行可能距離、外気温などを切り替えて表示することができます
また兄のサイオンxB同様に若者を意識したのでしょうl、エアロツアラーなるグレードが用意されています。フロント&リアスポイラーなどを装着するほか、1.8Lのエアロツアラーはフォブランプとディスチャージライトを標準装備します。ミッションは先述の通りCVTですが、1.8L車は7速CVTとなり、シフトレバーの上下やパドルシフトでマニュアル車感覚が楽しめます。
若者を意識したことをうかがえるのは外観だけではなく、オーディオにも見られます。1.5Xを除く全車にはアンプ内蔵サブウーハーを含む9スピーカーを標準装備。またAUX端子を標準装備し(純正オーディオを選んだ場合。また1.5Xを除く)、iPodなどデジタルオーディオプレーヤーにも対応しています。
ルミオンの魅力は、前述のように内外装のデザインが個性的で、室内が広々としていて、さらにサブウーハー付き&AUX端子付きのオーディオを備える点にあると思います。特にAUX端子は、iPhone所有者である私にとっては最低限必要なもの。FMトランスミッターよりはるかにクリアな音が楽しめますから。
後席使用時でもラゲージ容量は310L、後席を倒せば奥行き1645mm×最大幅1495mm×高さ865mmの大容量に。またラゲージ下にもアンダートレイがあるほか、後席の座面下にも傘を入れておける収納が隠れています(1.5Xを除く)
またbBやラクティスにはない1.8Lを選べば、当然ながら動力性能に余裕があるわけです。ちなみに燃費はbBの1.5Lが16km/L、ラクティスの1.5Lが18km/Lに対して、ルミオンの1.8Lは15.4km/L(1.5Lは16.2km/L)。ラクティスにはかなわないけれど、けっこう頑張ってます。中古車価格はラクティスとほぼ同じで、bBはこの2車より安い、という感じ。
考えるに、bBほど内外装に強いクセがなくて誰でもサラッと乗りこなせ、ラクティス並みのラゲージ容量がある。それがルミオンの立ち位置かなと。それがお手頃価格になったのであれば積極的に選んで正解ではないでしょうか。
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
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