ゴルフと自律神経の関係とは
毎週打ちっぱなしに通い、レッスンにも通い、技術的には上達してはいるものの、いざラウンドとなると緊張してしまい、いつもの力が出せないというアマチュアゴルファーの方は多いと思います。どうしたら本番でも力を発揮することができるのかを自律神経の仕組みから紹介しましょう。
自律神経とは?
いざラウンドとなると緊張してしまう。それが自律神経の乱れにつながります。
そもそも、自律神経とはどのような神経なのでしょうか。自律神経とは血管や臓器をコントロールする神経で、交感神経と副交感神経から成り立っています。交感神経は緊張や興奮を感じたときに働き、脈拍は速くなり、血管が収縮して血圧が上がります。車にたとえるなら「アクセル」の役割です。一方、副交感神経は、リラックスしたときに働く神経で脈拍は落ち着いて、血管がひらき、血圧が下がります。車で言うところの「ブレーキ」にあたります。この2つの神経がバランスしているときこそ、最高のパフォーマンスが発揮できる状態になります。しかし、どちらか一方の神経が過剰に働くと良いパフォーマンスは出せません。
なぜ朝一のティーショットはミスショットになりやすいのか?
たとえば、朝一のティーショットで緊張しているときの様子を思い出してください。ミスショットになってしまうことが多い人もいるはずです。それは、緊張して交感神経が過度に優位になり、血管が収縮して筋肉に十分な酸素が行きにくくなります。その結果、筋肉の動きが硬くなって、良いパフォーマンスが出せないのです。つまり、自律神経バランスを整えることで筋肉の動きを良くすることは、スコアアップのために重要だということです。
自律神経バランスを整えるには?
それでは、どのようにしたら自律神経のバランスは整えられるのでしょうか。現代人の多くは交感神経のほうが副交感神経よりも高くなっています。そのため、副交感神経を上げることがバランスの改善になります。そこで、今回はラウンド前からできる自律神経バランス改善方法を紹介します。