運動と健康/運動習慣のつけ方・運動とメンタル

ゴルファーとして上達するためのメンタル強化術【1】(2ページ目)

毎週打ちっぱなしに通い、技術的にはそこそこ上達したものの、いざラウンドとなると緊張してしまい、いつもの力が出せない・・・。その理由は自律神経バランスの乱れです。自律神経の仕組みを理解し、改善するよう心掛ければ見違えるほどパフォーマンスを発揮できるようになります。今回はラウンド前の自律神経バランス改善の方法をお伝えします。

小林 弘幸

執筆者:小林 弘幸

医師 / 自律神経ガイド


ラウンド1週間前からできる簡単体力づくり術

満足のいく朝一のティーショットには自律神経の改善が重要

満足のいく朝一のティーショットには自律神経の改善が重要

ラウンドの後半で体力がなくなってきたと感じる人も多いと思いますが、体力がもたなくなると自律神経バランスが一気に悪くなります。ラウンド1週間前から、体力づくりをするために以下の2つのことをするだけでも見違えるほどパフォーマンスが良くなります。




エスカレーターを使わずに階段でオフィスに向かう
毎日続けていると足腰が強くなっていくのが実感できます。特にデスクワークが多い人こそ心がけて実践すると見違えるほど良いパフォーマンスが出せるようになります。

すきま時間でかかとを上げ下げ体操をする
どんなに忙しくても電車を待っているときや、電車の中の時間はあるはずです。そんなすきま時間を使って、両足のかかとを上げ下げします。気づいたときにやるだけで、十分効果があります。

ラウンドの前日にできる自律神経バランス改善術

ラウンド当日に慌てたり、不安を感じたりすると自律神経のバランスが乱れてしまいます。そこで、ラウンド前日に以下の3つの準備をしっかりすることで、自律神経バランスを整えましょう。

道具や持ち物をしっかり準備しておく
不安や心配を感じると副交感神経のレベルが下がってしまいます。前日に道具、持ち物を整えておき、コースまでの交通経路を確認し、当日の朝に慌てることがないようにすることが大事になります。

アルコールを控えて早めの夕食を
通常、「食べる」行為そのものの刺激と楽しさから交感神経が優位になっていきます。その後、食べたものが消化され、腸が動き始めると副交感神経がどんどん活発になり、最終的には自律神経のバランスが整います。そのため、食べた後にすぐに眠ってしまうと、この自律神経バランスを整わずに眠ることになり血流が悪化します。そのため、寝る3時間前には食事を済ませることをおすすめします。

睡眠は十分にとる
睡眠不足は自律神経バランスを悪化させます。極端な例で言うと、徹夜をしたときの翌朝は副交感神経がほとんど上がってきません。その結果、血流が悪化し、良いパフォーマンスができなくなります。6~7時間程度の睡眠をとるように心掛けてください。

次回は、ラウンド当日に自律神経バランスを整えるための方法をお伝えします。

<関連サイト>
自律神経測定サービス Lifescore
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