カイキドロップ
ガイド:パリッコさん、はじめまして。あ、でも、パリッコさんのお名前は結構前から存じ上げています。押切蓮介さんのCD付書籍『カイキドロップ』にもパリッコさんの「恐怖!殺人事件」が収録されていましたから。
怪奇ドロップで金縛り
パリッコ:
それは大変光栄です!ありがとうございます。押切先生と知り合ったのはもう10年近く前になりますが、共通の知り合いがいて普通に友達として知り合わせてもらったんですよね。昔から押切先生は多彩な人で、漫画の他にも映画や音楽など独創的でクオリティの高い色んな物を生み出されてました。当時の僕はもう曲を作ったりしていたので、コラボや押切先生のバンドへの楽曲提供なんかで絡ませてもらって、光栄なことに『カイキドロップ』にも1曲参加させてもらいました。普段怖いんでホラー映画とか見ないんですけど、押切先生に依頼してもらったこともあってそういう世界観を意識してみた唯一の曲ですね、あれは。
お漬け物・・・
ガイド:パリッコさんって名前はどこから来たのですか?
パリッコ:
聞かれる度に困る質問なんですが正直に答えます(笑)。名乗り始めたのは曲作りに興味を持ってローランドのMC-303という機材を購入した高校3年の時だったと思うんですが、作ったオリジナルトラックをカセットテープに録音して、アルバムだとか言って喜んでたんです。で、何かアーティスト名も付けたいと考えていた時、ふと台所にあった“パリッコ”って名前のお漬物が目に留まって「これだ!」とか思っちゃって。どうかしてたんでしょうね…。おかげで今でも「フランスに興味があるんですか?」ってよく聞かれますし、あと実際に会った人に「名前からかわいい女の子を想像してました」って、少し失望したような目で言われることも多いです。