妻から突然、「給料明細を明細を見せて!」と言われたけど、ヘソクリがバレちゃうな……
【記事のインデックス】
4月は夫婦で給与明細を確認しよう!……1P目
給与明細の支給部分を夫婦で紐解こう!……2P目
給与明細の控除部分を夫婦で紐解こう!……3P目
給与明細は、ふたりの未来を左右する重要な情報が満載!……3P目
4月は夫婦で給与明細を確認しよう!
皆さんは、パートナーの給料を正確に把握していますか? パートナーの給料を正確に把握している割合は、共働き夫は約3割で、共働き妻は約6割だそうです(参考:「給料は申告する? しない? 共働き夫婦のヘソクリ事情」)。この割合が多いか少ないかは別として、パートナーの給料を正確に知る方法の1つとして、給料明細を見せてもらうことが挙げられます。他には、「自己申告して貰っている」、「通帳の振込金額で把握する」という方法もあるでしょう。「自己申告をしてもらっている」という人も、パートナーのことを100%信じることができても、パートナーが実際に正確な金額を伝えているかどうかはわかりません。「通帳の振込金額で把握する」という人も、給料からいろいろな控除(税金や社会保険料など)が引かれてから振り込まれるので、正確な給料を把握しているとはいえません。また、給料の振込口座を複数指定できる会社もあるので、一定金額を先取りして、残りを家計用に振り込んでいるという場合もあるのです。
男性同士、女性同士の会話の場面で、いかにしてパートナーからヘソクリを作るかという話題で盛り上がっているのをよく目にします。そう考えると、パートナーの給料を正しく把握するためには、給料明細を見せてもらうことが最適な方法と言えるでしょう。
今まで、給与明細を見せて貰っていなかったのに、急に、「給与明細を見せて」と言うのは勇気がいるものです。何かきっかけが欲しいという人も多いでしょう。一般的に4月は、昇給や昇進などで給料に変化がある月です。パートナーが主任に昇進したのであれば、それをきっかけに、給料明細の話をしてみるのも良いでしょう。パートナーにやましい所がなければ、きっと見せてくれるはずです。
給与明細には、ふたりの将来を左右する重要な情報がある!?
「給与明細を見せて」と言って、パートナーから「なんだ、突然……オレの言うことが信じられないのか?」と言われると、余計に相手の事を疑ってしまいます。そこで、「隠すなんて怪しい!」と責めてしまうと、ケンカが始まってしまって収拾がつかなくなります。そんな時は、「会社の福利厚生制度や社会保険のことが知りたいので見せて」と言ってみましょう。給料明細は、給料の額面金額や手取り金額を以外にもさまざまな情報が含まれています。手取り金額の真偽を追求するのではなく、パートナーの会社の福利厚生制度をお互いに知ることは、ライフプランやマネープランを作る上で、必要不可欠なことです。「会社の福利厚生制度や社会保険のことが知りたいから」と言われたパートナーも、改めて自分の給与明細を見て、自分の会社の制度を振り返る良い機会になります。>>それでは、夫婦で給与明細を紐解くポイント(支給項目)を解説します