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新車時の3分の1以下になったSLKがおいしい!(2ページ目)

現行型が登場して約1年が経ち、旧型のメルセデス・ベンツSLKがいよいよ新車時の3分の1以下、200万円を切ってきました。しかも走行距離が少ないものもあり、今がお買い得ではないでしょうか。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

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世界初のエアスカーフなど高級オープンカーとしての装備が充実

当時のポルシェボクスターもBMW Z4も幌を採用する中、バリオルーフと呼ばれる電動格納式ハードトップを初代から引き続き採用したSLK。折り畳み方の改良で、ルーフを収納した(オープンにした)際のラゲージ容量は135Lから185Lへと拡大しています。また開閉時間も初代より約3秒短い約22秒となっています。
メルセデス・ベンツSLK  インパネ

DVDカーナビは全車に標準装備されていて、ダッシュボードの助手席側にはCDオートチェンジャーが隠れています。またグローブボックスはセントラルロックと連動しており、リモコンキーでロックされます


このSLKの最大の特徴は、世界初のエアスカーフでしょう。これはシートのヘッドレストに設けられた送風口から、暖気が吹き出すというもの。屋根をオープンにして走る際、この首回りへの暖気があるととても快適に過ごせます。同時に、室内への風の巻き込みが強いとこの新機能が台無しになってしまうので、風洞実験を繰り返し、室内への風の侵入を防ぐさまざまな工夫がなされています。

なおエアスカーフはSLK55AMGに標準で、他は本革シートとのセットオプション(デビュー当時)でした。購入する際にはヘッドレストに送風口があるかどうか確認してみてください。

エアコンは初代より精度を高め、車内外の温度や湿度を監視し、運転席と助手席それぞれ設定された温度を保ちます。例えばウインドウの結露を防ぐために、外から入ってくる空気をまず冷却して乾燥させたうえで設定温度まで暖めるなど、見えないところで一手間も二手間もかけてくれるのです。
メルセデス・ベンツSLKundefinedシート

ヘッドレストに見える送風口がエアスカーフ。3段階の切り替えスイッチがあり、外気温度と走行速度に応じて温度を自動的に調整してくれます。また送風機のファンは状況に応じた効果的な暖気を送るために自動制御されています


そのほかオーディオはharman/kardon製のサラウンドシステムを標準装備。最大出力は380W、スピーカーは11もあるなど、とても2人しか乗れない車とは思えません。またオープンカーらしく、マイクで室内の騒音を拾って音質と音量をコンピューター制御。オープンにしたときもその時の状況に合わせて最高の音楽を聴かせてくれます。

個人的には買うなら7速AT搭載車モデルを選びたいと思います。初代が5速ATでしたから一気に2段も増えました。非常になめらかにスピードに乗ることができますし、加速をしようとグッと踏み込めば、例えば7速から5速へと2段落ちて力強く加速することができます。

これから温かくなって、緑と青空がまぶしくなる、オープンカー日和がたくさんやってきます。そんな空気を楽しめる、おいしくなったSLKを今こそ手に入れてみませんか。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

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