ストレス/人間関係・人付き合いのストレス

相手を怒らせない伝え方と怒りの鎮め方のコツ(2ページ目)

会話の中で、無意識のうちに相手を怒らせる伝え方をしてしまうことはありませんか? 相手の怒りを挑発しない伝え方、怒りを鎮める伝え方のヒントをお伝えします。

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

怒りは本心に気づいてもらうためのサイン 

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怒りの裏に潜むサインに注目しよう

怒っている相手の様子を見ただけで、「あいつ、キレやすいから」「いつもイライラして感じの悪い人」「ケンカっ早い性格ね」などと判断するのは早計です。

怒りをぶつけてくる人には、「気持ちを分かってほしい」という本音があります。「何があって、イライラしているんだろう?」「こんなに怒ってまで伝えたい気持ちって、何だろう?」というように、相手の第一感情に焦点を当てて考え、

「どうしたの? 何かあったのかな?」
「イヤなことでもあったのかな? 話を聞かせてくれる?」

と受容的に応答すれば、相手も怒りのベールを解いて第一感情を吐露し、本音を語りたくなるものです。

怒りは、「あなたに注目してほしい」「気持ちに気づいて!」「どうしたらいいの!?」という気持ちを伝えるサインでもあるのです。そして、相手が怒っているからこそ、その人が苦しい感情を抱えていることに気づき、すぐに援助の手を差し伸べることができます。

あなたの周りに怒っている人がいたら、ぜひこんな受容的な話し方を心がけてみてください。きっと何かが変わっていくと思います。
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