サ・マーシュのパン
それではいくつか、おすすめをご紹介していきましょう。
バゲットペイザンヌ
一番人気のハード系はバゲットぺイザンヌ(315円)。発芽小麦と全粒粉入りで香りがよく、クラストが薄く、クラムにはみずみずしい気泡があります。軽い食感でありながら、味わい深いバゲットです。
コムシノワ時代に比べて、フルーツやお惣菜をこぼれるほどのせたようなきらびやかなパンは少なくなり、シンプルなハード系が増えた感がありますが、そこは西川さんの作るパンのこと。あっと思うような創作パンもたくさんありました。
ウィンナーといちぢくのパン
たとえばオリーブとオレンジピール、ウィナーソーセージとイチジクの粒マスタード和えなどの珍しい組合せに注目です。フルーツにマスタードを合わせるイタリアのモスタルダをパンに取り入れるのが、最近の西川さんのお気に入りです。
焼きこみ調理パンいろいろ
たくさん並んだパンの中に、たまに登場するのが「気まぐれクロックムッシュ」(262円)。取材の日はしっかりと太いけれど柔らかく調理されたゴボウのクロックムッシュでした。
スペイン料理の三ツ星レストラン、カセントのために作ったトマトのプチパン(63円)は意外にもソフトでやさしい食感。こういうのをつまみながら料理をいただいてみたいものです。
ハード系×あんの組合せいろいろ
以前、名前を知らされずに見た目から塩味系と思い込んで食べたら甘くて驚いたパンがありました。フランスパンの塩味と餡の甘味が絶妙なあんパンが何種類かあります。
ソフトクリームパン
「ソフトクリームパン」(168円)はとろけるようなカスタードクリームたっぷりのパンで、トッピングのアーモンドチップがアクセントになっています。ベーシックなクリームパンも、西川さんの手にかかるとこんなふうになるのですね。
オレンジの香りとショウガ辛味の効いたふわりと甘い菓子パン、「プチジャンジャンブルオランジュ」(504円)はつまんでいると止まらなくなります。日持ちもするのでお土産におすすめです。
プチジャンジャンブルオランジュ