サ・マーシュ(Ca Marche)

サundefinedマーシュundefinedエントランス

サ マーシュ エントランス

2010年秋、神戸の有名店ブランジェリー コムシノワの西川功晃さんから、北野で独立し「サ・マーシュ」という店をオープンしたとのお知らせをいただいた時、コムシノワの店内のあの楽しい市場のような色彩の洪水を思い出したので、一瞬、店名をマルシェ(市場)と勘違いしたのですが、マーシュ(展開、発展)だったのです。

「レストランの厨房にいた時に、シェフの”Ca Marche”という掛け声をよく聞いたんですよ。オーダーが入った時に昔の料理人はよく言ってましたよ。
”さ、やろか”という意味です」
パンは100種類ほど

パンは100種類ほど

真珠の加工、卸売業者が集まることからパールストリートと呼ばれるその通りは、洒落たレストランが多く、日本で一番古いモスクがあるなど風情があり、最近ではセンスのある店が集まってきていることで知られています。
西川功晃さん、文さん

西川功晃さん、文さん


ユニークな対面販売

サ・マーシュの売り場は他のパン屋さんとちょっと違っています。パンの陳列台の前がチケット売り場のようなバーで仕切られ、お客さんはバーの外側から内側にいる店員さんにパンをとってもらう方式なのです。フランスにも、こういうお店があるそうです。
仕切りのバーがある売場

仕切りのバーがある売場


「混雑時にごちゃごちゃにならないように仕切りは必要でしたが、昔の八百屋さん、魚屋さんでの買い物のように、近い距離で会話しながらパンを選んでいただきたかったんです。パンはガラス越しではなく、直接見ていただいて」。と言うのは接客を担当する西川さんの奥さまの文(ふみ)さん。店のデザインには、文さんの想いが入っています。
対面販売の新しいかたち

対面販売の新しいかたち


西川さんは言います。「コムシノワとは違って、地域のお客さんのための着飾らないパンを作りたいと思ったんですよ。シンプルに装った女性みたいなね。相手をふりむかせるためにはある程度、アプローチしないといけないから、この販売スタイルを二人で考えて……。色のないシンプルなパンが売れるようになりましたよ」

わたしたちはそこで、100種類ほどのパンの中から、食べてみたいパンについて気軽に質問し、教えてもらって、好みのパンを選ぶことができるのです。