ステーショナリー・文房具/ボールペンを愉しむ

メカニカルな多機能ペン クロス テックフォー(2ページ目)

クロスからこのほど登場した多機能ペン、「クロス テックフォー」。ペンだけでなく消しゴムも繰り出されるというユニークな機能を持っています。その使い心地をレポートします!

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

今、何色が出ているかが一目瞭然

もう一つ機能的に面白いのが、中央にある小さな窓。ボディをツイストさせてペンを次々に繰り出すと、それに合わせてその窓の中の色が変化する。つまり、今どのペンが出ているかがわかるようになる。
クロスundefinedテックフォー

今、ペン先から繰り出されているボールペンの色が分かる

クロスundefinedテックフォー

シャープペンの時は、「0.7」の数字が表示される

もちろんこれまで通り、ペン先にもカラーのマークが付いているが、2ヶ所で確認できるようになっている。

クロスらしいデザインは健在

クロスundefinedテックフォー

クロスのロングセラーモデル「クラシック センチュリー」をベースにしたデザイン

多機能ということで、さすがに軸はやや太めとなっている。しかし、その全体的なフォルムからは、クロスのロングセラーモデルである「クラシック センチュリー」スタイルがしっかりと息づいているのが見てとれる。

クリップはペントップよりも、少しだけ下がったところに付けられている。今回のクリップは横から見てみると中央あたりがカクンと角度が付いている。クラシカルな中にもエッジを効かしたデザインになっている。そして、クロスの「クラシック センチュリー」のトレードマークになっているのがペントップの部分だ。正式にはコニカル(円すい台)トップという。
クロスundefinedテックフォー

コニカル(円すい台)トップは健在。クリップは、やや太くなっている

ここから今回の消しゴムが繰り出される。消しゴム収納時は正面からは見えないようにその姿は隠れてしまっている。消しゴムも使い込んだ時に汚れが目立たないように予めブラックタイプになっているなど、消しゴムがデザイン的に大きく影響しないように配慮されている。

そもそも、「クラシック センチュリー」にはブラックのコニカルのトップがあるが、消しゴムを繰り出した姿が遠目にもその一部のように見えなくもない。消しゴムが飛び出してもボディにすっかりと溶けこんでいるのは、ある意味クロスだからできることなのかもしれない。

個人的には消しゴムを固定しているギザギザのカバーは隠して欲しかった気もするが、消しゴムをこするときの安定化のためきっとこれは致し方ないのだろう。
クロスundefinedテックフォー

消しゴムを出した状態でも、クロスらしいフォルムは保たれている

多機能ペンの中でも、ボールペンよりもシャーペンそして消しゴムを日頃からよく使うという人にはうれしいペンだと思う。
クロス_テックフォー

左からソフトフィールブラック、クローム、ソフトフィールレッド。ブラックとレッドはポリウレタンコーティングでフィット感がいい。各7350円。


【関連リンク】
クロス オフィシャルサイト

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