サイズバリエーションは3種類、サイズが大きい理由は?
日本製の加湿空気清浄機と比較すると、やや大きな印象があるブルーエア。「もう少し小さく、日本の狭い住宅でも使いやすいようにダウンサイズしてもらいたい」という質問に対し、「このサイズは必然なのです」と、力強く答えるベント・リトリ氏。それはどういうことでしょうか?「日本はブルーエアにとって大きな市場であり、家庭内でも使えるように、広さ別に3バリエーション用意しています。もちろん、さまざまな日本メーカーが、ブルーエアよりも小型の空気清浄機を作っているのは知っています。ですが、我々の考える理想の空気清浄機を作るためには、これ以上小さくすることは現状考えられません。
なぜなら、サイズを小さくして、ファンを小さくした場合、もし同じような通風量をキープしようとすると、ファンをもっと素早く回さないといけなくなり、その結果、ファンの耐久性も低くなり、さらに騒音もうるさくなってしまいます。かつフィルターを薄くしたり、機能を省略してしまうと、空気清浄機としての性能を落とすことになります。我々はあくまでも空気清浄機の性能を優先したいのです(リトリ氏)」
どうやら、最高のパフォーマンスを実現させるために、このサイズ感は必然のようです。
花粉症対策にも最適?
日本では、現在すでに総人口の5~6人に1人が患っていると言われる花粉症。その対策として、空気清浄機を活用している家庭も多々あります。スウェーデンにはそういった空気を媒介にした国民病はあるのでしょうか?「スウェーデンにも、ブナの一種による花粉が媒介とされる花粉症が存在します。ですので、日本の花粉症の原因であるスギなどの花粉に対しても、ブルーエアは有効に働きます。実際に、我々の製品はアメリカのテストによると、花粉の除去という面でも、世界でナンバー1であると証明されています。あと、スウェーデンの大学の研究結果から分かったことですが、空気がきれいだと花粉症のリスクは減るということ。逆に空気が汚いとどんどん花粉症のリスクも高まります。だからこそ、皆さんの花粉対策にもぜひブルーエアを使ってもらい、室内を常にきれいな空気で快適に過ごしてもらいたいです(リトリ氏)」
花粉症に悩んでいる方にとっても、ブルーエアは魅力的な製品と言えそうですね。
ベント・リトリ氏 略歴
ブルーエア社CEOのベント・リトリ氏。1960年10月、スウェーデンのマルメ生まれ。52歳。米国シティー大学シアトルやスイスチューリッヒ大学にて、経営学、心理学および文学について学ぶ。エレクトロラックス社にて、資金管理および空気清浄部署にて部長を歴任した後、世界で一番優れた空気清浄機を創るため、'96年にブルーエア社を設立
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