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現行型の日産スカイラインが100万円以下とお手頃に(2ページ目)

FRのアッパーミドルセダン、日産スカイラインがいよいよおいしくなってきました。走ることを楽しめる装備だけでなく、高級感もある室内を持つスカイライン。毎日の生活がなんだか豊かになった感じがすると思いますよ

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

走る楽しさ、良いものを買った感のある上質な空間を味わう

スカイラインという名を冠する以上、また日産というメーカーの特性上(?)やはり走りへのこだわりは避けて通れません。この現行型でも、例えばアメリカのワーズ社によるベストエンジンに世界で唯一12年連続で選出されているVQエンジンをさらに改良するなど、進化を果たしています。
日産スカイライン  インパネ

写真の木目パネルは全車オプション。標準仕様は本アルミです。またBOSEサウンドシステムは全車にオプションで用意。センタークラスターにはアナログ時計が配置されるなど高級感が演出されています


そのエンジンに組み合わされたマニュアルモード付きの5速ATは、通常のDモードのほかに、よりスポーティな走りを楽しめるシフトスケジュールを実行するDSモードが設定され、さらにあたかもMT車でヒール&トゥを行ったかのように、シフトをダウンすると自動的にエンジン回転を一瞬高め(つまりフォン!と空ぶかしをして)エンジン回転を同期させてくれます。

またコーナリング時のハンドル操作量を少なくして意のままに機敏に駆け抜けられる4輪アクティブステア(4WAS)を装備。同様の効果を狙ったBMWのアクティブステアは前輪のみを制御しますが、4WASは前後輪を制御しています(350GTのタイプSとタイプSPにオプション設定)。

さらに350GTのタイプSとタイプSPにはマグネシウム製のパドルシフトが備わるほか、アルミペダル、スポーツチューンドサスペンション&ブレーキ、他より1インチ大きな18インチ(タイヤは225/50)など、スポーツマインドが満載です。
日産スカイラインundefinedシート

写真はオプションのフォーブ内装を装備。木目パネルは高級家具にも使用されるビュバンガという木だそう。旧型に比べて着座位置が27mm下げられ、スポーティなドライビングポジションとなります


いっぽうでインパネやセンタークラスターはアルミ調ではなく本アルミで飾られ、運転席&助手席は全車電動シート、タイプPやタイプSPは前席シートヒーターの付いた本革シートや電動チルト&テレスコピック、ステアリングやシート位置などを記憶してくれるドライビングポジションメモリーなどが備わるなど、高級感の演出も抜かりはありません。

これだけの装備を備えたFRスポーツセダンが、新車時の2分の1、3分の1なのですから、おいしいと思いませんか。ミニバンやエコカーもいいですが、こういう車に乗るとなんだか生活が急に豊かになった感じがするものです。もちろんおいしい中古車ですからお財布にはやさしいわけですし。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

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