お酒の良い面、悪い面
独りでしみじみ飲むお酒も、なかなかいいものですね。
その一方で、大酒飲みのお父さんに困る家族や、お酒と関連が深い病気の話など、ネガティブな情報があるのも事実。
お酒は適量をたしなむのが良い、とはいうものの、適量というのは一体どのぐらいかわかりにくいのではないでしょうか?
今回は、お酒の適量について考えます。
お酒の適量の測り方:1単位
私はだいたいビール一杯で気持ちよくなってしまって、あとは眠くなるという、なんともかわいらしい(情けない!?)感じですが、これはアルコールの分解にまつわる体内の代謝酵素の働きがどの程度かというものによります。そのほか、一滴も飲めない(飲むと気持ち悪くなる)という方もいらっしゃれば、俗に「うわばみ」と呼ばれるような飲んでも飲んでも顔色一つ変わらないという方もいらっしゃいます。人それぞれで適量というのは異なりそうにも思いますが、医学的にはきちんとした物差しが設定されています。
それが、お酒の「単位」という考え方です。純アルコールとして20-25gになるようなお酒の量を1単位といいます。
具体的にはどれぐらい?
お酒は純アルコール25gを1単位と数えます。日本酒だと1合ぐらいです。
社団法人アルコール健康医学協会によれば、
- ビール:中びん1本(500ml)
- 日本酒:1合(180ml)
- 焼酎:0.6合(約110ml)
- ウィスキー:ダブル1杯(60ml)
- ワイン:1/4本(約180ml)
- 缶チューハイ:1.5缶(約520ml)
とされています。
概ね1-2単位が、人の身体には適量と言われていますので、これからすると、中びんビール2本、日本酒2合……といったところになります。
あとは休肝日を!
体のことを考えれば、週に1-2日の休肝日を設けるのがベターです。
お酒は肝臓で代謝されますが、毎日飲むと肝臓は24時間しか休めないことになります。しかし1日飲まない日を挟めば48時間休めることになります。肝臓の回復のことを考えるとこの48時間という時間は非常に重要です。
週に1-2回の休肝日が理想的です。
やはり、お酒は適量で楽しみたいものですね!
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