お酒にまつわるウソ・ホント

お酒にまつわるウソ・ホント

さて、年末年始は忘・新年会シーズン。連日の飲み会で週末はぐったり……なんてことも。今回は「お酒にまつわるウソ・ホント」をお届けします。

日本人はお酒に弱いってホント?

これはホントなのです。アルコールは胃や腸から吸収され、大部分が肝臓で代謝されます。この代謝する助けをするもの(アルコール分解酵素)のうち、一番重要なのがALDH2(アセトアルデヒド脱水素酵素2)と呼ばれる酵素です。この酵素を作る遺伝子が2種類あるのですね。これは両親から一個ずつ受け継がれます。

分解能力が高いのがN型、低いのがD型。つまり、NNタイプのヒトと、NDタイプのヒトと、DDタイプの人がいるわけです。NNタイプの人はすぐお酒を分解できるのでいわゆる「お酒に強いヒト」、NDタイプは「そこそこ飲めるヒト」、DDタイプは「下戸」という話になります。日本人ではそれぞれ45%、45%、10%くらいといわれています。飲めないヒトが1割ってことですね。といっても、大量飲酒して肝臓を傷めたり、アルコール依存症になる方はほとんどNN型のヒトですから、強いからといって飲みすぎは厳禁!です。 白人や黒人の方にはあまりDタイプの遺伝子を持つヒトはおらず、日本人、中国人はDタイプの遺伝子のヒトが多いようです。なので、「日本人はお酒に弱い」はホント。

お酒を飲み続けてると強くなるってホント?

これはある程度ホント。

ALDH2が一番働く酵素なのですが、実は飲み続けているとMEOS(ミクロゾームエタノール酸化酵素)という酵素も働くようになります。この酵素はお薬を代謝する作用もあるのですが、アルコールを大量に飲むと、アルコールの分解の手助けもするようになります。つまり、「鍛えるとアルコールが強くなる」のですね。

でも、MEOSはお酒をやめるともとに戻ってしまいます。あとは、MEOSが働きすぎるというのは肝臓にとってあまり良くないので、あんまり鍛えること自体には意味がなさそうですね。

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