エチオピア料理「エチオピアンカフェ・ルーシー」

家庭的な雰囲気を醸し出すエチオピア料理店

人類の化石が多く発掘された国として知られるエチオピア。その化石のなかでも、最もよく知られるのが、アウストラロピテクスの化石骨「ルーシー」である。

地下鉄早稲田駅から徒歩5分ほどの地に、「ルーシー」という名のエチオピアンレストランがある。正式な店名は、「Ethiopian café LUCY（エチオピアンカフェ・ルーシー）」。

この店を切り盛りするご夫婦の奥様の名は「ルーシー」。上記の化石骨名ともに、店名の由来になった同店は、細部にわたりエチオピア産の材料を使い、手作りにこだわるアットホームな店だ。

「エチオピアンカフェ・ルーシー」がオープンしたのは2011年4月だが、ワタシがこの店の存在を知ったのは、つい先日。とある料理教室で、エチオピア人女性から料理を習った際に、友人がお店をやっているから、と紹介していただいたことによる。
最初に訪れたときは、なぜもっと早く訪れなかったのだろう…！と悔やんだほど、料理に加え、オーナーご夫婦と店内のほんわかとした雰囲気が、ワタシのなかで不思議としっくりときたのだ。高いおカネを出せば、豪勢な料理に出合えるし、しばし日常から脱することができるだろう。しかし、日常使いできる店で、胃袋も心も現実から瞬間移動でき、ほっこりと寛げる店というのは、そう多くはないだろう。