世界中で愛されている寝酒
ブランデーのストレートも、りっぱな寝酒になります
英語で寝酒のことを「ナイト・キャップ」、寝酒に適したカクテルを「ナイト・キャップ・カクテル」と言います。ナイトキャップとは本来、眠るときにかぶる帽子のことです。
ナイトキャップとして飲むお酒は、アルコール度数の高いブランデーなどが好まれるようです。もちろんブランデーをそのまま飲んでも良いのですが、ここではブランデーをベースとしたナイト・キャップ・カクテルを3種類、ご紹介します。
「ナイト・キャップ」
帽子のナイトキャップは、三角形だけではありません
使うお酒は、ブランデーとアニゼット、オレンジ・キュラソーを1:1:1、あるいは2:1:1の割合です。これらと1個分の卵黄、氷を強めにシェークして、大きめのカクテル・グラスに注ぎます。好みによって、ナツメグを少し振りかけるのも良いでしょう。
同じ名前がついているホット・タイプのロング・ドリンクもあります。上のレシピの氷をお湯に替えて作るもののほかに、ラム酒と砂糖、温めた牛乳をシェイクするレシピもあります。寒い時期にはこちらのカクテルのほうが、体が温まって眠りやすそうですね。
「ビトウィーン・ザ・シーツ」
飲んでから眠るか、寝ながら飲むか、悩むところです
材料は、ブランデーとホワイト・ラム、ホワイト・キュラソーを同じ分量ずつと、レモン・ジュースをティー・スプーン1杯です。これらを氷と一緒にシェイクして、カクテル・グラスに注ぎます。
「ブザム・カレッサー」
寝酒の飲みすぎには注意しましょう
ロンドンにあるサボイ・ホテルのバーテンダー、ハリー・クラドックが、1920年代にブザム・カレッサーを考え出しました。初めのころは、甘口のワイン・マデイラが使われていたようです。
材料は、ブランデーとオレンジ・キュラソーが2:1の割合で、グレナディン・シロップを1ティー・スプーンと卵黄1個です。これらと氷をシェイクして、カクテル・グラスでお召し上がりください。
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