正しい原因と対策を知って、トラブルレス美肌に
「冬は乾燥しているから皮脂も減って、ニキビができにくいはずなのにどうして? 」という声をよく聞きますが、実は乾燥も原因の1つなんです。他にもニキビができる原因はあります。まずは、基本をおさらいしてみましょう。
大人ニキビの原因とケア方法
ニキビができる原因としては、大きく分けて3つ挙げられます。これらの条件が重なることでニキビが発生します。■原因1:毛穴の詰まり
水分不足や紫外線などによって肌バリア機能が低下して、肌のターンオーバーが正常に働かない。もしくは角質が蓄積すると、毛穴が詰まってしまいます。
<ケア方法>角質ケア
毛穴の詰まりに対しては、ピーリング、ゴマージュなどで古い角質を剥がすケアが有効です。新しい細胞を生まれやすくし、ターンオーバーを正常化します。
■原因2:刺激物の過剰摂取や女性ホルモンによる皮脂分泌
食生活で刺激物(甘い物、辛い物、油っぽい物、コーヒーなど)を過剰に摂り過ぎていませんか?刺激物は、毛穴を開かせ皮脂分泌が過剰に起こりやすくなる原因の1つです。
また、卵巣・子宮の反映と言われるくらい、女性のニキビは女性ホルモンと関係があります。生理前は黄体ホルモンの影響で、脂質が増えてしまうのでどうしても出来やすくなってしまいます。
<ケア方法>ビタミンB2,B6を摂取
ビタミンB2は脂質代謝を促進し、皮脂の過剰分泌を押さえてくれます。またビタミンB6は、ニキビ痕の原因になるチロシナーゼの活性を押さえる効果があります。緑黄色野菜など日々の食事だけで補いきれない場合は、サプリメントを活用しましょう。
■原因3:ニキビ菌の繁殖・感染
皮膚には、常に常在菌と呼ばれる菌が存在します。ニキビ菌もその1種。「菌」と聞くと悪いイメージを持ってしまいがちですが、実はこれらの菌は肌にとって必要な存在でもあります。ただし、増えすぎてしまうとニキビの発生や増加の原因に。
<ケア方法>洗顔
なんといっても洗顔が基本です。毛穴までよく汚れを落とし、洗い残しのないよう注意して下さい。
緊急!今すぐニキビを治したいという時は?
赤みがある場合は、炎症が起きニキビ菌が肌内部で活発化している状態。つぶすと痕になったり、感染のおそれもあります。正しい洗顔、バランスの良い食事、良質な睡眠を心がけて、肌の免疫力を上げることが完治への1番の近道です。あまりに治りが遅い場合は皮膚科に相談しましょう。
ニキビを防ぐためには?
また睡眠不足はターンオーバーの遅れを引き起こし、成長ホルモンの分泌に大きく影響します。肌のゴールデンタイムと呼ばれる22:00~2:00はぐっすり眠ること。ストレスも皮脂代謝や免疫力を低下させるので、自分流のストレス発散法を見つけて、肌のバリア機能を高めるようにしましょう。