一人暮らし/一人暮らしの部屋探し

トラブルを避ける部屋探しのポイント

春から始まる新生活に向けて、部屋探しシーズンが到来。一度住みはじめた部屋は、トラブルがあったからといって簡単に変えることはできないもの。快適に暮らせる部屋を見つけるための注意したい落とし穴やチェックポイントをまとめました。

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド

進学や就職、転勤など春から始まる新生活に向けて、1~3月は部屋探しをする人が多くなります。当然良い部屋から先にどんどん決まっていくので、「急いで部屋を決めなくちゃ!」と焦ってしまいがちですが、ちょっと待って。あわてて決めたことで、あとで後悔はしたくないですよね。

一度住みはじめた部屋は、トラブルがあったからといって簡単に変えることはできないもの。快適に暮らせる部屋を見つけるための注意したい落とし穴やチェックポイントをまとめました。

とにかく安い物件。何かワケがある?

部屋探し

家賃が相場より大幅に安いとき、それにはそれなりのワケがあります。契約する前に理由はちゃんと聞いて

部屋探しをしていると、時々「どうしてこんなにいい部屋なのに、家賃がこんなに安いの?」という物件が見つかることがあります。家賃は毎月毎月支払うものだから少しでも安い方がいいと思うかもしれませんが、実は、それが“いわく”つき物件ということも。

よくあるのが事故物件。自殺や殺人、自然死でも発見までに長く時間が経過したときなど、その部屋で亡くなった人がいる場合、そのままでは借り手がつかないため、家賃を大幅に安くすることがあります。不動産会社は事故が遭った部屋を借りようとしている人には告知をする義務がありますが、黙って貸してしまおうとする不動産会社もないわけではありません。

明らかに家賃が安い部屋を借りようとする前には「なぜ家賃がこんなに安いのか」を必ず聞くようにしましょう。他にも過去に住人同士や大家さんとのトラブルがあったり、墓地が近かったり、暴力団や宗教団体の事務所が近くにあったり、日当たりの悪さや悪臭があるなど、安い物件には安いなりの理由があることがほとんどです。

「事故物件でも気にならない」「墓地があっても平気」など、話を聞いた上で借りてもいいと納得できるのであれば、もちろんそれはオトクな物件。ただし、安いからという理由だけで、すぐに飛びつくのはやめた方が無難。毎日嫌な思いをしながら暮らすのは、貧乏よりツライかもしれませんよ。

次は、賃貸広告やチラシに書かれた言葉の裏側を探ります>>
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