ストレス/恋愛・結婚生活・離婚問題のストレス

恋愛が続きにくいのはなぜ?「SVR理論」でチェック(2ページ目)

付き合うけど長続きしない、何年も付き合っているのに結婚話が出てこない、という場合、その関係に恋愛が発展しにくい要因があるのかもしれません。「SVR理論」をもとに、恋愛を発展させる方法を考えてみましょう。

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

自分の恋愛の進行パターンをチェックしてみよう 

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価値観は「会話」で、相補性は「態度」で分かる

したがって、恋愛が長続きしない場合、このV(価値観)やR(役割)の段階で相手との距離を感じていないか、振り返ってみるといいと思います。

まず、出会いの段階からS(刺激)の魅力ばかりに目を奪われ、V(価値観)を重視せずに付き合い始めていませんか? このパターンだと、最初の数カ月は刺激的でも、しだいにお互いの間に心の距離を感じるようになってしまうでしょう。ちなみに、このV(価値観)のマッチングには、楽に会話がはずむかどうかが見極めのポイントになると思います。

また、V(価値観)がマッチしていても、お互いを補えあえるR(役割)だと思えないと、不安を覚えてしまうはずです。R(役割)のマッチングには、困っているときに話を聞きあえるか、1人ではできないことをサポートしあえるかどうか、といったR(役割)を担いあえる相手かどうかを、確認していくことが必要になると思います。

自分の恋愛の「SVR」を振り返ろう 

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苦楽を共にできる相手ならゴールインできる

この「SVR理論」をもとに、自分の恋愛パターンをぜひ振り返ってみましょう。

恋愛相手に外見や社会的地位ばかりを重視し、内面に目を向けずに付き合っていないでしょうか? または、恋愛の楽しさばかりを重視して、面倒くさい役割、損になる役割から逃げようとしていないでしょうか?

恋愛相手を「パートナー」に発展させたいなら、恋愛の楽しさだけに目を向けるのではなく、価値観や役割のマッチングをよく見極めながら付き合っていく必要があると思います。

ぜひ、ご自分の恋愛の「SVR」を振り返り、発展的な関係性の構築を考えていきましょう。
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