介護の不安で、深刻なのは、やっぱり「お金」の問題……
介護不安で、最も深刻なのは「お金」の問題……1P目
公的介護保険を知ろう!……2P目
介護保険以外にかかる費用は?……3P目
介護不安を解消するために、夫婦で「情報力」と「計画力」を身につけよう!……4P目
介護不安で、最も深刻なのは「お金」の問題
漠然とした老後に対する不安は、どの年代でも共通したものです。とりわけ介護に関しては、40代を過ぎる頃になると、両親やその親戚等、身近に介護問題が発生して、真剣に考えるようになります。夫と妻の両親の介護、そして、将来の自分たちの介護と、年齢を重ねるごとに介護に対する不安は増してきます。介護不安といってもさまざまありますが、ニッセイ基礎研究所が行った、「生活リスク総合調査」では、介護に対する不安意識を、「介護負担リスク」(自分が介護する、されることに対する負担感)、「介護サービスリスク」(思い通りの介護サービスが受けられない)、「要介護化リスク」(認知症や身体機能が低下して介護状態になる)、「介護費用リスク」(高額の医療・介護費用がかかる)の4つに分類し分析しています。
発生度合い(既に起きている、きっと起きる、起きるかもしれない)と深刻度合い(深刻である、やや深刻である)で、それぞれの介護リスクをプロットすると、介護リスクの中で最も不安に感じているのは、「介護費用リスク」で、「要介護化リスク」、「介護サービスリスク」、「介護負担リスク」が続きます。介護に関して、「お金」が最も深刻な問題であると認識されているようです。
介護費用に関する不安を解消するためには、まずは、介護に関するお金について、正しく理解しておくことがポイントと言えそうです。
>>まずは、公的介護保険を知ろう!