紳士靴のヒールのトップリフト付けられる釘。この打ち方は各靴メーカー・ブランドの靴づくりに対する姿勢が垣間見える、非常に面白いエリアです。さてこの釘の打ち方は、一体どこのものでしょう? 釘の打ち方で非常に特徴的なのが、イギリス靴のエース的存在であるエドワード・グリーンのものです。大抵の製品では三個単位で規則正しく打たれているので、見る人が見たらこれだけで「あっ!」と分かってしまいます。かつてのアメリカ靴に多く見られた、太めの釘がズラッと並ぶ意匠です。いかにも削られ難く、頑丈そう…… 外くるぶし側の後端にはショートケーキのような形状の金属片が埋め込まれるのがお約束です。ジョン・ロブ(パリ)の靴で2004年頃から採用されているトップリフトには、スリップ防止を意識したのでしょう、実は釘が打たれていません。代わりにロゴマークを上手く文字ったゴムを後端に採用し、安全性を重視させています。この写真の記事を読む※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。