目も、手も、口も、総動員で楽しみたい
第5位 『はじめてぬるほん あそびのおうさまBOOKシリーズ』
『はじめてぬるほん』ってぬり絵とは違うのかなあ? この本を初めて見た時、ガイドはそう思いました。みなさんも、同じような疑問を持ったかもしれませんね。でも、この絵本は、やはり単なる塗り絵とは違うようです。
というのも、この本は、お子さんの成長に合わせて、その楽しみ方が変わっていく絵本なのです。最初は、愛らしいイラストを見て楽しむことからスタートしましょう。そのうちに、クレヨンを持ち出してぬり絵が始まりますが、この絵本の面白さはここからです。大人が声をかけることで、ぬり絵と一緒に、子どもたちのお話が生まれてくるのです。子どもたちの創造力を、絵と言葉で無理なく表現させるアイデアが素晴らしいですね。
この絵本を気に入った方の中には、まとめて複数冊を購入し、お子さんの絵や言葉を成長記録として残している方もいらっしゃるとか。アルバムやビデオとは一味違う記録は、お子さん自身の手になるという意味で、本当に世界でたった一つだけのご家族の宝物になるかもしれません。
そんな新しい楽しみ方ができるこの絵本は、2000年度ボローニャ児童図書展の児童賞ノンフィクション部門において大賞を受賞した『あそびのおうさまBOOKシリーズ』の中の1冊です。
LaZOO:作/絵
価格:893円
出版社:学習研究社
推奨年齢: 1歳くらいから
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