絵本/絵本人気ランキング

絵本のトレンドをお届け! 2011年絵本人気ランキング(5ページ目)

ネット通販サイトAmazon.co.jp から、絵本の「Best Books of 2011」が発表されました。2011年は一過性でない高い支持を集める実力派の作品が数多くランクイン。そんな人気作品の中から特にガイドお薦めの作品をランキング形式でご紹介します。

執筆者:大橋 悦子

僕はいつでも君のそばにいるよ
第6位 『わすれられないおくりもの』

『わすれられないおくりもの』の表紙画像

かけがいのない友だちを持つことの素晴らしさが心にしみいる作品


絵本の扉を開くと、年老いたアナグマが切り株に腰掛けています。アナグマは誰からも好かれ、また信頼されてもいましたが、高齢で死期が近いことを自覚していました。お話の冒頭から「死」を意識させる展開ですが、いたずらに悲しみをあおったり、声高に命の大切さを訴えるような作品ではありません。

穏やかな死を迎えるアナグマと、その死を悼む仲間たちの様子が、静かに描かれていきます。森の仲間たちは、やがてアナグマが遺してくれたものの豊かさに気付き、感謝し、そして、アナグマがいつでもすぐ近くにいるような気持ちになるのです。

誰にも必ず訪れる「死」というものを静かに見つめながら、その人が遺した想いや知恵を繋ぐことで、いつでも大切な人とのつながりを感じることができるのだということに気付かせてくれる絵本です。

ことさら「死をとりあげた絵本だ」などと構えずに、温かな優しい気持ちになれる絵本として読んでみてはいかがでしょう。たとえ幼い子どもたちであっても、伝えたい大切な事柄がすーっと心に染みわたっていくように思えます。
 

【書籍DATA】
スーザン・バーレイ:作 小川仁央:訳
価格:1260円
出版社:評論社
推奨年齢: 5・6歳くらいから
購入はこちらから

>> 第5位は、目も、手も、口も、総動員で楽しむ絵本
  • 前のページへ
  • 1
  • 4
  • 5
  • 6
  • 10
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます