住宅購入の費用・税金/確定申告・住宅ローン減税

ネットで簡単!住宅ローン控除申告書 2012

経験がないとかなり難解に感じられる確定申告ですが、インターネットを使えば提出書類の作成は意外なほど簡単です。住宅ローン控除の確定申告書を作成するときの手順を細かく図解していますので、これから確定申告の準備をする人はぜひ参考にしてください。 〔2012年確定申告…2011年購入者版〕

執筆者:平野 雅之

2016年中に住宅の購入などをした人は ≪ネットで簡単!住宅ローン控除申告書 2017年申告版≫ をご覧ください。



住宅ローンを利用して一戸建てやマンションなど「マイホーム」を購入、あるいはリフォームなどをして、2011年(平成23年)1月1日から12月31日までに入居を済ませた人は、今年3月15日(木)までに住宅ローン控除の確定申告をすることになります。しかし、普通の会社員や公務員の世帯などであれば「いままで一度も確定申告をした経験がない」という人も多いはずです。

公園
ちょっと休憩や散歩をするくらいの時間があれば、住宅ローン控除の確定申告書ができる!?
初めてのときには何をどうすればよいのか分からず、なかなか難解に感じられる確定申告ですが、現在はインターネットを使って提出書類を簡単に作成することもできます。ここでは国税庁のホームページ内にある「確定申告書等作成コーナー」を使うときの手順を詳しくみていくことにしましょう。

この記事を参考にしながら一つひとつ順番に入力を進めていけば、たいていの人(一般的な申告パターンの人)は1時間もかからずに、早ければ30分ちょっとで確定申告書を完成させることができるだろうと思います。平日の夜や休日のちょっとした空き時間に作成が完了し、確定申告のために一日をつぶすこともありません。

なお、住宅ローン控除など還付申告の受け付けは、すでに1月から始まっています。早めに申告をすれば、そのぶん所得税の還付も早まります。

その他の確定申告全般についてはこちら
住宅と確定申告 2012年3月版
 
住宅ローン控除については詳しくはこちら
住宅ローン控除を改めて確認しておこう!
必読!住宅ローン控除適用のケーススタディ


確定申告書の作成へ取りかかる前にあらかじめ準備しておくもの

  源泉徴収票
  売買契約書など、購入価額が分かるもの
  土地と建物の登記事項証明書または登記簿謄本・抄本など、登記された面積が分かるもの
  住民票など、居住開始日が分かるもの
  金融機関から発行された「年末残高等証明書」


この記事の中での解説における設例条件

  年末調整済みの給与所得者で、その他の所得はない
  2011年中に住宅ローンを利用して建売住宅または新築分譲マンションを購入
  2011年中に入居済みで今回が初めての確定申告
  購入者の単独名義で、共有者や住宅ローンの連帯債務者はいない
  相続時精算課税制度や住宅取得資金贈与の特例を利用する贈与、または申告の終わっていないその他の贈与はない
  住宅ローン控除適用の要件はすべて満たしている
  e-Taxは利用しない

  (注) 上記の条件に当てはまらないときには、この記事の中での解説と少し異なる部分も生じますが、必要に応じて国税庁ページ内の解説を読めば、たいていのケースは対処できます。


それでは、次のページから確定申告書作成の手順を具体的にみていきましょう。


インターネットを使った確定申告書作成の手順…次ページへ


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