時短生活/片付けを時短するコツ

捨てずに手放す4つの「MOTTAINAI循環術」(3ページ目)

あふれた物を減らすには「捨てる」しかないのでしょうか。あなたの「もったいない」と思う気持ちを大切にしながら、上手に物を手放す方法を考えてみませんか。

ももせ いづみ

執筆者:ももせ いづみ

時短生活ガイド

3:もってけパーティを開く

もってけパーティ

以前、ガイドの講演会終了後に開催した「もってけパーティ」。ちょっとしたフリーマーケット状態(ただし、すべて無償が原則です)となり、盛り上がりました

子どもがいる人は、定期的に「もってけパーティ」を開いてみましょう。集まりやすい時間帯を設定し、持ち寄りや会費制でランチやお茶のパーティを開催します。この際、使わなくなったものを持ち寄り、お互いで交換。ものの交換だけでなく、子育ての情報交換もできるし、ちょっとした息抜きにもなります。ガイドは子どもが小さい頃によくこうした「もってけパーティ」を開きましたが、知人にはその後、会社や地域で同様の催しをしてみたという人もいました。

 

あげくだタグ

上記のもってけパーティのときに参加者が服につけたタグ。見知らぬ同士の間でも、子育ての会話が広がるきっかけに

最近はSNSやfacebookなどのツールも発達していますので、こうしたコミュニティの中で企画すれば、事前に必要なものの情報交換をすることで、無駄な荷物を抱えていかずにすむことも。

資源リサイクルは社会システムとして稼働していますが、個別の私用品のリサイクルは社会のシステムに乗せようとすると、時間や手間や経費がかかる仕組みになっています。身近な場所にネットワークを作り、その中で上手に循環させる知恵と仲間を作ることが、MOTTAINAI循環術の大切な要。子育ての場面では特に、こうしたコミュニティを大事に作っていきたいものですね。


4:あげくだサイトを利用する

あげくだ

小さくなったけれどまだまだ使える子供用の自転車ヘルメットを写真にとり、SNSで呼びかけたところ、すぐに貰い手がみつかりました。手間も気持ちもオークションより楽。送料は着払いで相手持ちが基本です

ガイドももせが参加していた子育てサイトでは、もう10年以上前から「ただであげます、ください」の仕組みが稼働しており、ベビーカーやだっこひも、入学式のスーツなどがあちこちでやりとりされていました。現在、こうした「あげくだ」のサイトがネット上で稼働するようになってきています。生活半径内ではもらってくれる人がみつからなかったものでも、ネットで探せばみつかります。ネットオークションで売るよりも時間がかからず、お金のやりとりがない分、トラブルも発生しにくいのが最大のメリット。こうしたサイトも積極的に活用しましょう。

(参考)
あげます・ください

MOTTAINAIと思う気持ちには、私達のおじいちゃん、おばあちゃん世代が長い時間をかけて培ってきた大切な思いが詰まっています。手放したものの行き先に思いをはせながら、気に入ったものを大事に使い、小さく身近で物を循環させることを考えるのも、今の時代はとても大切なのだと思います。

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