子供と遊ぶ/子どものおけいこ・習い事

遊びながら英語が身に付く英語学童「Kids Duo」(2ページ目)

最近話題の英語学童は、オールイングリッシュの環境に長時間身を置くことで自然と英語を身に付けようというもの。子どもたちがどんなふうに過ごしているのでしょうか? Kids Duo(キッズデュオ)で実際の様子を取材しました。

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

実際のレッスンの様子

Kids Duo

工夫を凝らしたプログラムが多数

Kids Duo(キッズデュオ)は、東京・神奈川・北海道に教室を展開する英語学童。横浜市にある能見台教室を訪ね、実際の様子を取材してきました。

午後3時半すぎ、学校帰りの子どもたちが送迎バスで続々集まってきます。ウォーミングアップ中のクラスを見ていると、子どもたちから「Hello!」「What's your name?」なんて話かけられて、私のほうがたじたじに……。ネイティブの先生たちはノリもよくフレンドリーで、子どもたちも自然と盛り上がっていました。

メインの活動タイムは16:00ごろから。子どもたちがそろったところで、まずはおやつタイム。その後、その日の活動へとうつります。あらかじめ年間カリキュラムは決められていますが、実際の内容は日がわり。図画工作、音楽、ゲーム、読み聞かせ、パターンブロックなどのほか、正月やクリスマスには季節に応じたアクティビティも実施。ときには近くの公園で外遊びもします。英語のレッスンも教科書などはなく、フラッシュカードを使うなど、子どもたちが遊びながら楽しめるように工夫されています。 

Kids Duo

子どもたちは耳もよく発音も美しくなりやすい

取材当日は3グループにわかれて活動をしていました。1グループは外遊びへ、あとは2グループにわかれて、それぞれ発音とフォニックスのレッスン。フォニックスとは英語の発音の基礎となるもので、幼いうちから学ぶと英語の発音が格段によくなるといわれています(参考:英語の文字と音のルール、フォニックスとは)。

いずれのレッスンも、寸劇をしたり、クイズ形式で進めたり、堅苦しい雰囲気は皆無。「楽しいと思わないと身につかないですから」と室長の柴田さんもおっしゃっていましたが、子どもたちも実に伸び伸びとした様子でした。一方で、英語にもっと力を入れたいという人の声にも応えるため、希望者を対象に英検対策用のレッスンも用意。この日も数名の子どもたちが教室で授業を受けていました。同教室に通う子どもたちのあいだで英検は「もっていると、かっこいい」というステータス的なものになっているそう。成果が目に見えるので、子どももやる気になるようです。 

Kids Duo

子どもたちが大好きなおやつタイム

先生とのやりとりは基本的に英語オンリー。低学年の子どもたちも多いのですが、とくに不便を感じている様子はありません。取材中、先生の話すスピードに私自身がついていけないこともありましたが、子どもたちがいち早く反応していて驚かされることもしばしば。ここで初めて英語に触れる子も多いそうですが、すぐに慣れていくそうです。一般的な英会話スクールに比べて英語に接する時間が長いこと、子どもは適応能力やリスニング能力が高いことなどがその理由でしょう。

休憩をはさみつつ、2つのアクティビティをこなしていると、あっというまに18:00。帰りのバスは18:00と19:00の2便が用意され、早い子どもたちは帰宅の途につきます。19:00のバスを利用する子どもたちは、もうひとつアクティビティを楽しんでから帰ります。 


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