輸入車/注目の輸入車試乗レポート

今年も大豊作! 2012年注目の輸入車(2ページ目)

日本における輸入車シーンは今年もmade in Germanyの元気さが目立つ年になりそう。非ドイツ勢もまるで異なる価値観で迫ってきており、今年も輸入車は大豊作になること間違いなしだ。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

非ドイツ勢は異なる価値観で迫る

レンジローバーイヴォーク

レンジローバー史上で最小&最軽量のSUVとなるイヴォーク。3ドア(クーペ)と5ドアをラインナップし、価格は450万~598万円。国内には導入されていないが、2WD(FF)モデルも用意されている


では、非ドイツ勢は、成す術の無い状況だろうか。違う。ドイツ勢とはまるで異なる価値観で迫ってくるはずだ。なかでもレンジローバーイヴォークとシトロエンDS5、アルファロメオジュリエッタといったスタイルコンシャスなモデルたちの存在感は、一定以上の注目を集め、それぞれのブランドに程よく成功をもたらすと思う。スタンダードが大方の人気を集める時代こそ、個性的であることがその反動として耳目を集めることとなる。
M・ベンツSLクラス

今年のデトロイトショーでお披露目された、バリオルーフをもつ2シーターオープンのM・ベンツSLクラス。アルミ製ボディを採用することで、先代モデルより140kg(SL350)軽くなっている


スポーツカーの世界では、マクラーレンを別格として、ポルシェ911とM・ベンツSLクラスの“新たなる戦い”が面白い。911はスポーツ性を担保しつつ、GT化を完了した。一方のSLクラスはその逆で、オールアルミボディを得たことでGTカーからスポーツカーへの変換を試みている。たがいに高級スポーツカーのスイートスポットに近寄ったカタチだから、今まで以上にそのパフォーマンス対決は注目されることになるだろう。

いずれにせよ、今年も輸入車(というかドイツ車)は大豊作。イヤーカー争い、早くも激化という年初めとなった。個人的には、年内に出そろうモデルバリエーションの豊富さでBMW3シリーズが一歩リード、と予想しているのだが……。


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