シャッターを開けると、そこは「男の隠れ家」

そこにはオスカ750S、アバルト・シムカ2000、アストンマーティン・ヴァンテージ・ザガートという綺羅星の如きクルマ達が、ひっそりと佇んでいた。ここは都内某所、駐車場内一角のガレージ。シャッターを開けると表れるのは、まさに「男の隠れ家」だ。

都内某所、駐車場の一角のガレージ。シャッターを開けて表れるのは「男の隠れ家」。向かって右からオーナーのKさんとアバルト・シムカ2000、オスカ750S、アストンマーティン・ヴァンテージ・ザガート。 撮影:松本明彦

手前はアバルト・シムカ2000。真ん中のオスカ750Sは、1956年のミッレ・ミリアの750ccクラスで優勝したそのクルマ。 撮影:松本明彦

「真ん中のオスカ750Sは、1956年のミッレ・ミリアの750ccクラスで優勝したクルマ、そのものです」。壁にはそのミッレ・ミリアスタートシーンの写真が飾られ、「今ここ」にあるオスカ750S「そのもの」が確かに写っている。

「今ここ」にあるオスカの、1956年ミッレ・ミリアのスタート時の写真。 撮影:松本明彦

「アストンマーティン・ヴァンテージ・ザガードは、世界限定50台の希少車です。これは3号車で、ジュネーブ・ショーで発表出品された3台の内の1台、その時のそのクルマです。」と次々に凄い話を聞かせてくれるのは、このクルマ達のオーナーで渋谷で会社を経営しているKさんだ。「今ここにありませんが、もう一台チシタリアを整備に出しています」。ああっチシタリア、そう言えばMoMA(ニューヨーク近代美術館)に展示されているのを見たな…と気が遠くなりそうになりながら、もう一度ガレージを見渡す。

ショーケースの中は、ガレージのクルマ達と同じミニカー、オーナメント、メーターやサイドミラーなどの部品、腕時計等のプレミアムグッズが陳列されている。 撮影:松本明彦

ガレージ左手奥にはガラスのショーケース。ガレージのクルマ達と同じミニカー、オーナメント、メーターやサイドミラーなどの部品、腕時計等のプレミアムグッズが陳列されている。マニアにはたまらないだろう。同じくアバルト・シムカ2000のスケールモデルは、インテリアのメーターやエンジンまでもが精巧に作られている。このスケールモデル一台だけでも、本物の軽自動車が買えてしまう。

アバルト・シムカ2000のスケールモデルは、メーターやエンジンも実に精巧に作られている。 撮影:松本明彦