輸入車/注目の輸入車試乗レポート

ゆとりのグランドボイジャー2007年モデル

‘ビッグ’ミニバンの定番、クライスラー・ボイジャー。そのロングホイールベース版がグランドボイジャーだ。先日登場したばかりの2007年モデルは、どんなデキだろうか?

執筆者:松本 明彦


まさに‘ビッグ’ミニバン

4月16日、クライスラー・ボイジャーの2007年モデルが発売された。

4月16日、クライスラー・ボイジャーの2007年モデルが発売された。ラインナップは標準ホイールベースの「ボイジャー LX」、その豪華バージョンの「ボイジャー LX プレミアム」、そしてロングホイールベース豪華バージョンの「グランドボイジャー リミテッド」の3ラインナップだ。

日産プレーリーや三菱シャリオの方が発表が早いものの、販売台数、知名度の高さで「元祖ミニバン」とも言われる、クライスラー・ボイジャー。

そのサイズは今回試乗のグランドボイジャーで、5,110×1,995×1,755mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース3,030mmと、国産ミニバンより、二周りほどでかいっ!全長は300mm程度長く、メルセデスベンツSクラス並み。全幅は2mに迫り、フェラーリやロールス並み。全高も低くなってきているオデッセイなどステーションワゴンタイプの国産ミニバンと、全高の高いエルグランドなど1Boxタイプ国産ミニバンのほぼ中間。矛盾した形容だが、まさに‘ビッグ’ミニバンとも言うべきサイズだ。

国産ミニバンより、二周りほどでかいっ!グランドボイジャー。
ステーションワゴンタイプのミニバンながら、その全高もステーションワゴンタイプと1Boxタイプの中間のサイズだ。

エンジンはV6 OHV 12V 3.3L 174ps 28.3kgm。スペックは平凡な数値だが、2tのボディを静かに、太いトルクで力強く走らせる。その操縦性も、決してきびきびしたものではないが、ゆったりとリラックスし走らせてくれる。静粛性も高級セダン並みに高く、安定した走りは、高速走行や長距離も楽だ。

グランドボイジャーのホイールは、アメ車らしく光り輝くクロームクラテッドアルミホイール。
ドアハンドルは、しっかりとしたグリップタイプ。グランドボイジャーには、クロームアクセント付きサイドパネルが装着される。
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