よりスポーティに、上質になった新型CR-V
12月2日からリリースとなった4代目CR-V。より精悍になったフロントマスクやキックバックしたリヤピラーとブーメラン型のリヤコンビランプなど随所に新しさを散りばめ、全体としてはスポーティで質感も一段と高まった印象を受ける。今回のラインナップは、2.4Lに5速ATを組み合わせた「24G」と、2代目からの復活となる2.0Lに、CVTの組み合わせになる「20G」というシンプルなグレード展開で、2.4Lは4WD、2.0LはFFのみを用意する。
インテリアもクオリティアップ
最近のホンダ車のインパネはオデッセイに代表されるように、凝った造形ではあるもののスイッチ類が多く、煩雑なイメージがつきまとっていた。だがCR-Vは、翼を広げたようなラウンドフォルムやインパネに配されたガーニッシュなどにより、新しさを存分に感じさせながら上質な雰囲気が漂う。エコ運転度が分かる自発光メーターもホンダではお馴染みだが、見やすさも十分確保されている。
キャビンは大人4人がゆったりできる広さを確保し、室内幅にも十分な余裕があるから短時間なら後席の3人掛けも許容するだろう。4人までならファミリーカーとして高い資質を備えている。
積載性も良好で、目玉は後席の「ワンモーションフォールダウン」。荷室両側にあるレバーを引くと、後席の座面が前に持ち上がり、背もたれもゆったりと前に倒れる。後ドアを開ければ、シート横にあるストラップを引くだけでもダブルフォールディングが完了する。後席を倒せば1.5m超の長尺物が入るし、荷物を満載してアウトドアを楽しむというニーズにも当然ながら十分に応えてくれる。
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