紳士のスポーツのウェアとは?

samba

アディダス「SAMBA GOLF」。クラシックな名作「SAMBA(サンバ)」のシルエットを取り入れた新作ゴルフシューズ

 世界的な2大スポーツメーカーが、それぞれカジュアルなゴルフラインを新たに発表しているのはとても興味深い傾向です。海外でのリゾートゴルフを彷彿させる明るい色とカジュアルなテイストのウェアは、レジャーとしてのゴルフへの提案にも感じます。

特に、ストリートテイストを持つ定番スニーカーのデザインをゴルフシューズに取り入れられていることは特筆されます。ゴルフよりもずっと自由なシーンで使用され支持されてきたデザインを持ち込んでいることは、とりもなおさず新しいゴルフプレーの提案に他ならないからです。

日本のゴルフ100年の歴史において、ゴルフは紳士のスポーツとして愛されていきました。
厳格なメンバーシップであったり、フォーマルなテイストのゴルフウェア、ジャケット着用などのドレスコードなどは、そうした伝統に基づくものです。
比較的服装規定に厳しく、襟付きシャツ厳守で機能性下着禁止というゴルフコースも少なくありません。そうしたコースでは、スニーカーなどもってのほかでしょう。

しかし、それらの伝統的なゴルフ文化に最大限敬意を払うとして、それとは別の新しいスタイルのゴルフプレーがあっても良いのではないかとも考えます。
現在では、世界中で様々なゴルフのスタイルがあり、オケージョンに応じてウェアやプレースタイルを変えた方がよりゴルフを楽しめるのではないかと思います。

アディダス「FASHION PERFORMANCE」

アディダス「FASHION PERFORMANCE」。新しいカジュアルゴルフファッションの提案を企図されているラインナップ

海外のリゾートコースにマッチするようなアパレルラインは新しい提案といえます。
シリアスな競技ゴルフやコンペでは、ツアープロのような締まったコーディネートで。リゾートでのエンジョイゴルフでは、気持ちも解放されるような明るく軽快なデザインのウェアで楽しみたいものです。

海外でゴルフを覚えたり始めたりした後に日本のゴルフ場でプレーして、がっかりしてしまったというゴルファーは存外多いのです。少なからず日本のゴルフ場が持つスノッブな雰囲気やサービス業としての意識の低さは、今後も新しくゴルフを始めようとする層のハードルを高いものとするでしょう。

何といっても日本は世界で第二位のゴルフ人口を持つ国。多様なスタイルを許容する度量の深さが日本のゴルフには必要なのではないでしょうか。2大大手スポーツメーカーが、新たに提案したスタイル。それらが、日本のゴルファーにどう受け入れられるかはとても興味深く楽しみなところです。





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