つるバラ、冬の剪定・誘引のやり方
つるバラ、冬の剪定・誘引
冬剪定と誘引の目的
たくさんの花をさかせるための、大事な作業
つるバラの剪定と誘引の時期は、12月中旬から1月いっぱいくらいが適期です。この時期はつるバラも休眠中で、剪定による株の負担が軽いことと、つるを曲げても折れにくいためです。ただし寒冷地では3月頃、芽が動き出す前に行います。
準備するもの
皮手袋は、作業に欠かせない
- 剪定鋏─細枝の剪定に使用
- 片刃鋸─園芸用のもので、太い枝に使用
- 結束紐─麻紐、棕櫚縄、結束バンド、ローズフックなど
- 皮手袋─棘が刺さらないものを
つるバラ、冬剪定の仕方
既存の誘引をすべて外して作業開始
すべての誘引を解いたら、全体を見渡して混み合った枝を間引きます。3年以上経った枝は老化してきて花つきが悪くなるので、切り取って新しく伸びた枝に更新しましょう。また、新枝の先は30センチ程切り詰めておきます。
青が切る枝、緑が残す枝
つるバラの誘引
剪定が終わったら、誘引作業に入ります。誘引は、フェンスやアーチ、オベリスク、パーゴラなど支えとなるものに近い位置の太い枝から始めましょう。誘引の際、強引に枝を引っ張ってはいけません。枝の向きを見て、無理のないように対象物に沿わせていきます。既存枝も青色の新しいシュートも、水平を意識して誘引
「つる」とは付いているものの、つるバラはアサガオのように自ら絡みついていくものではありません。上手く誘引してあげて、たくさんの花を楽しみたいですね。
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