インテリアも斬新な高速クルージングカー
何にも付いていないように見えますが、エアコンは左右独立式だったりオーディオは6連奏CDチェンジャー付きだったり、オートクルーズやシートヒーター、キセノンヘッドランプ……と、今乗っても十分快適な仕様です。そうですよね、もとは500万円の高級車ですから
さらにシートは本革。バカでかいガラスサンルーフが備わり、ボタン一つでそのガラスルーフと、全ドアの窓がおり、ちょっとしたオープンカーです。全開モードで走ると、車内においた書類が飛んでいきます。
エンジンは3LのV6。ミッションはマニュアルモード付きの5速のATで、車重1.8t近くあるこの車を楽々優雅に走らせてくれます。クーペですがスポーツ走行は得意ではありません。何しろ車重もあるし、頭に重たいもの(ガラスサンルーフ)を載せていますからね。ただし高速巡航はとても気持ちいい。私はこの車で何度も東京~京都間を往復しました。
その後登場するメガーヌなどのデザインに影響を与えた独特なリアデザイン。ルーフ上の部分から大きく開くラゲージは、けっこう大容量です。またラゲージトレイはトノカバー風にも使えるし、下において上下にトランクを仕切ることもできます
さらにこれは知人の話ですが、ヨーロッパでスーパーカーの取材をした際に、レンタカーがアバンタイムだったそうです。フェラーリやランボルギーニなどの車列について走り、休憩地点で一般車両用の駐車場に入ろうとしたところ「お前のはスーパーカーだ」と、フェラーリ等と同じ場所に駐めさせられたそうです。
ミニバンに見えるのに2ドアのクーペ。ドアを開ければ未来的なインテリア。サンルーフ&ウインドウガラスを全開モードにすれば気分はオープンカー。そんな車、そうはありません。
さて繰り返しますが東京モーターショーが始まります。あなたの胸に突き刺さる夢の車があるでしょうか。あったとしても、それはいつ市販化されますか? さらに中古車になって身近になるのは何年先? その間、こんな車に乗っているのも悪くないのではないでしょうか。
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
【関連リンク】
カーセンサー