タブレットPC/タブレット・電子書籍端末の選び方

iPadとAndroidタブレットの違いとは?(2ページ目)

タブレット端末の購入を検討している人にとって、最初に選択しなければならないのが「iPadか、Androidか」だ。その違いについて簡単に解説しよう。

安蔵 靖志

執筆者:安蔵 靖志

デジタル・家電ガイド

ハードウエア的に違いはほとんどないが、対応アプリに違い

どのメーカーのタブレットも基本的にはデュアルコア以上のCPUと高速グラフィックスチップ、大容量メモリー、カメラやGPS、機種によっては3G通信機能などを内蔵しており、それぞれに細かい違いはあるものの大きな違いはない。

iPadもAndroidタブレットも、基本機能のほかにアプリを追加することで機能を加えられるので、アプリの機能がタブレットの機能や使い勝手を大きく左右する。そのためほしいタブレットにほしいアプリが対応しているのかをチェックすることが重要だ。iPadにはあるけどAndroidタブレットにはない、逆にAndroidタブレットにはあるけどiPadにはないアプリというのも多いので、その点に注意したい。

アプリの充実度はiPad、Androidタブレットともに互角だが、ゲームや音楽などエンタテインメント関連のアプリはiPadに軍配が上がる。特にゲームメーカーによる本格ゲームはiPad 2の独擅場といった感がある。
ゲームメーカーによる本格的ゲームはiPadの独擅場といった感がある

ゲームメーカーによる本格的ゲームはiPadの独擅場といった感がある



iPadは実質1機種のみだが、Androidタブレットの選択肢は数多い

先ほども紹介した通り、iPadシリーズはアップルが製造・販売しているもので、現在は第2世代の「iPad 2」がラインアップされている。まだ初代iPadも流通しているが、iPad 2はiPadの完全上位互換のため、実質1機種のみと言える。

一方のAndroidタブレットは、iPad 2と同様の10インチモデル(iPad 2は9.7インチ)が主流ながら、7インチモデルなどもラインアップされている。キーボードを搭載する台湾・アスーステック「Eee Pad Slider」や、2画面を搭載するクラムシェルタイプのソニー「Sony Tablet Pシリーズ」など、ユニークなスタイルのモデルもラインアップされている。

スライドするとキーボードが登場するユニークなスタイルのAndroidタブレット、アスーステック「Eee Pad Slider」

スライドするとキーボードが登場するユニークなスタイルのAndroidタブレット、アスーステック「Eee Pad Slider」

2画面を搭載するクラムシェルタイプのAndroidタブレット、ソニー「Sony Tablet Pシリーズ」

2画面を搭載するクラムシェルタイプのAndroidタブレット、ソニー「Sony Tablet Pシリーズ」


アップルは以前に故スティーブ・ジョブス氏(当時アップルCEO)が「DOA (Dead On Arrival:既に死亡)だ」と発言したと報じられており、今後ワンハンド・タブレット(片手で持てるタブレット)が登場する可能性は低い。10インチモデルを使いたいというのであればiPadでもAndroidタブレットでも充実しているが、それ以外のスタイルを選びたいのであればAndroidタブレットで決まりだ。

Androidを選ぶなら注意しなければいけないのが、OSのバージョンだ。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます