覚えた単語は繰り返し使おう!
いろいろな工夫をして単語を覚えたとして、実はひとつやっておかなければならない、大切なことがあります。それは、記憶の「定着」です。人間は毎日大量の情報を脳にインプットしていますから、必要のない情報はどんどん削除される、つまり「忘れる」ことになります。しかし、いったん覚えた単語を繰り返し思い出すようにすると、その情報は脳にとって必要な情報であると認識され、記憶の中に定着しやすくなります。例えば、次の語を1日1回、必ず見るようにしてください。
privilege(特権) crucial(重要な) consequence(結論)
ちょっと見慣れない語かもしれませんが、3日もすれば見る前から単語が思い出せると思います。つまり、記憶に定着させるには、ごくシンプルに「頻繁に接する」ということがポイントなのです。
普段の生活の中で定着させるには
繰り返し学習するには、特定のテーマに沿って単語を集め、それを毎日持ち歩くようにするといいのですが、仕事で忙しい毎日を送っていると、そんな作業も大変かもしれません。普段出勤するときの行動を英語にしてみよう
例えば、朝出勤するときに
leave home(家を出る)
get to the railway station(駅に着く)
step up the stairs(階段を上がる)
といったように、ひとつひとつの行動を英語にし、それを頭の中で言ってみるのです。これを毎日繰り返せば、やがて次のような表現が、頭の中にすらすらと浮かんでくるようになるかもしれません。
I leave home at seven every morning and take a train at the Nakano Station.
(私は毎朝7時に家を出て、中野駅で電車に乗ります)
「各駅停車」はlocal trainだと覚えたら、Next one is a local train.(次は各駅停車だ)というように、普段頭の中で考える英語表現にを増やしていってみてもいいですね。
こういう練習を続けていると、「覚えなければ」とあせったり苦労したりすることなく、ある日ふと、いろいろな表現が自分の頭の中に定着していることに気づくはず。ひとまず、日々繰り返しやっていること、自分の興味のあることなどを題材として始めてみましょう。