岩松旅館で美食を満喫
食事はプランによって異なり、夕食を部屋食にするプランは3150円割増になるようです。私は部屋食だったので、広間の様子は分かりませんが、朝食バイキングと同じ会場で夕食を食べている人も居ました。実は朝食バイキングが最高で、これなら夕食もバイキングでよかったかもしれないと思う程でした。私が他の宿の朝食バイキングでいつも不満なのは、ジュースが美味しくない事です。しかし、岩松旅館では果汁100%のオレンジジュースとグレープフルーツジュースがドリンクバーになって用意されていました。都会の高級ホテルなら当然でしょうが、温泉旅館では相当高級と思われている所でも、なかなかここまでの対応は見かけません。
次に驚いたのがデザート。他の宿の朝食バイキングではアイスクリームコーナーが休止され白い布が被せられていて、夕食もバイキングにして食べたかったと思う事が何度もありました。岩松旅館では、朝から3種類のアイスクリームが食べ放題。朝からプチケーキやエクレアまである充実ぶりで、どれも美味なのですから、甘党には夢のようです。
他の宿の朝食バイキングで残念なのは、器が給食のプレートのようで、味気ない事です。岩松旅館では白い皿やガラスの器など、基本的な器はもちろんですが、特に和食向けだと思いますが、様々な色や形の陶器の器も豊富に用意されており、ある意味、器もバイキング状態になっており驚きました。
いつも他の宿で不満に思っていても、すぐに忘れてしまう物です。しかし、このように改善を見せつけられると、そうそう、これ不満だったんだよねと思い出すのです。つまり、利用者でさえ忘れてしまう事を改善できるというのは、並大抵の事ではありません。きっと、利用者の声を集めて、地道に対応した積み重ねに違いありません。上記3点はほんの一例で、他にも無数の改善点がありました。この宿は、本当にどこまでもお客様志向の宿なのだと感じ、ありがたいと思いました。
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