照明・LED/照明・LED・コンセントリフォーム

照明リフォーム徹底分析2 適切な照度をとるには?(2ページ目)

費用を抑えて部屋の雰囲気を変えるには、照明リフォームがお勧めです。必要な明るさや照明環境を把握するには、現在の生活スタイルを書き出してみるとよいでしょう。今回は、おさえておきたいリフォームチェック項目と照明計画のポイントをご紹介します。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド


1~3. リビング・ダイニング・寝室に必要な明るさを把握 

照明基準JIS Z 9110 2010改訂抜粋

図2.照明基準総則 JIS Z 9110 2010改訂より抜粋 ※矢印は推奨照度範囲内を示す 


明るい雰囲気のリビング

図3.視作業を行う場合は手元が影にならないかも注意。

  1. リビングで読書や細かい視作業を伴う趣味を行う
  2. 眠る前に寝室で本を読む
  3. ダイニングテーブルで食事の他に勉強や手仕事をする

では、各部屋に必要な明るさのレベル(照度)を把握します。とりあえず部屋全体を明るくというのではなく、場所に応じた明るさを設置することで雰囲気の向上、省エネにもなります。

 
 
リビング例

図4.生活行為に応じて明るさを変えられると良い

JISの照明基準総則(図2)では生活行為によって明るさの目安が決められています。例えば食卓では200~500lx、リビングルームでの読書は300~750lx、同様に手芸・裁縫で750~1500lx、子供の勉強・読書は500~1000lx、となっています。

よく食卓で子供が勉強する場合もありますが、この場合食卓の照度では暗いため、テーブル上には補助的なスタンドをその都度用意する必要があります。

照明の基礎講座1 照度を意識しよう
スタンド器具の種類と選び方
ペンダントはデザインだけで決めないで!

次の頁では、「4. 寝つきが悪い又は、夜中に目の覚めることが多い」についてご紹介します。

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