平成のやまとなでしこは、経済観念もしっかり!
花嫁になっても、経済的にも自立したい! やりくり上手になりたい!
また、p.1で紹介した「結婚を機に始めた(い)習い事」の中には、かつての花嫁修業にはなかった、「パソコン関連」や「会計・税務」「医療関連」といったスキルアップ系の習い事も挙げられていました。「将来の仕事に活かしたい」「自分の家庭の家計管理に活かしたい」など、経済的自立を意識しているようです。
これから習い事を始めようと考えている方で、現在会社に勤めて雇用保険を納めている方や、退職まで納めていた方は、「教育訓練給付制度」(資格取得のために厚生労働省指定の講座を受講した場合、費用の一部を給付金として受け取れる制度)を利用できる可能性があります。この制度は、受講申し込みの際に申し出る必要がありますので、制度が利用できるかどうか、一度確認してみることをお勧めします。
●厚生労働省「教育訓練給付制度」
また、教育訓練給付制度が利用できない、という方でも、これから就職に役立てようと考えている方は、「求職者支援制度」が利用できるかもしれません。条件が該当するかどうか、こちらもぜひご確認ください。
●求職者支援制度活用で、専業主婦(夫)から共働きへ
結婚を機にやめたいことは?
結婚を機に始めたいことがある一方、止めたいこと(習慣)もあります。自分が止めたいと思っていることと、パートナーに止めて欲しいと思っていることについて、前出の調査で質問したところ、どちらも圧倒的に「無駄遣い・贅沢」がトップとなっていました(「自分が止めたい・止めた習慣」:36%、「パートナーに止めてほしい・止めてもらった習慣」:67%)。「独身時代のように自由にお金を使うわけにはいかない」と感じている人が多いのですね。結婚を機に無駄遣いは減らそう、という心がけはとても大切ですが、極端な節約はあまりオススメできません。どうぞ無理なくほどほどに……。
●スーパーのはしごは止めて欲しい!? 夫が嫌う妻の節約
このほかに止めたい(止めて欲しい)項目として、「趣味などへの高額投資」(自分:28%、パートナー:27%)、「喫煙」(自分:33%、パートナー:23%)などがありました。お互いの趣味は尊重したいけれども、高額投資はちょっと……といったところでしょうか。また喫煙は、本人の健康はもちろんのこと、これから同居する家族のためにも、そして節約のためにも、結婚を機に止めたい(止めてほしい)と思うのでしょう。
結婚と同時に2人で家計管理も始めよう!
新生活のスタートに合わせてライフプランも立ててみよう!
その方々にいらした理由を伺うと「一緒に暮らし始めるのを機に、家計管理について2人できちんと学びたい」「これまで全く違う環境で暮らしてきたから、お金に対する温度差も違う。将来かかるお金や家計について意識を同じにしたい」「結婚と同時に家計管理のしくみ作りをしたい」といった意見が多いようです。
結婚は、2人の人生のスタート地点です。この機会に、2人が一緒に家計管理をする習慣もつけてみませんか?
(参考データ)
◇結婚準備の総合ウエディング情報サイト「ゼクシィnet」(リクルート)
ユーザーアンケート「結婚を機にやりたいこと☆止めたいこと」
(参考サイト)
●習い事、スクールの目的は夫婦で違う?
●結婚その前に!2人の相性診断(マネー編)
●ウェディングドレス選びで占う2人の未来!?
●私の彼はイイ旦那さんになれる? 診断
●結婚その前に、夫婦の財産どうする?