「都合のいい女」になっていませんか?
尽くしすぎていませんか…?
2つの違いを簡単に言うと、下記と言えるでしょう。
■都合がいい女
彼に「コイツは俺なしではいられないだろう?」と、図に乗らせてしまう。
■心を掴む女
彼に「俺は彼女なしではいられない!」と大切にされる。
これは雲泥の差がありますね(苦笑)。
では、どうしたら、彼に「俺なしではいられないだろう?」なんて、図に乗らせないことができるのでしょうか?
相手を図に乗らせない女になる!
極端なことを言うと、「“その俺”がいなくても大丈夫な人になること」です。ただ、完全無欠の女性は可愛げがありませんし、もちろん好きな彼がいなくなっても大丈夫な人はいません。でも、その“大丈夫ではない部分”が、愛情から来ているものと異なる場合は、考えなくてはいけません。
例えば、こんな言動をしていたら、要注意です。
・彼からの連絡を待ち続けていないか?
・彼を追いかけすぎていないか?
・自分の全てを、彼に費やすようなことはしていないか?
これらは、愛情というよりは、自分の「寂しい」「つまらない」という心の隙間を“彼”で埋めようとしています。これでは、相手が図に乗ってもおかしくありません。なぜなら彼は、「自分が魅力的でなくても、彼女にとっては離れられない存在である」ことを知っているからです。
もし彼に愛される恋愛をしたかったら、彼がいなくても一人で立っていられる女性になって、彼に「もし彼女が俺のことを好きじゃなくなったら、さっさと別れられてしまうかも。彼女に好かれ続けるような魅力的な人でいなくては!」と思われることが大切です。
つまり彼に「自分に魅力がなくなれば、彼女はいつだって自分から去る」という不安感があれば、あなたの前では魅力的な人であり続けようとするものなんです。
「都合のいい女」も実は相手の男性を利用している?
あなたの愛は“未熟な愛”?それとも“成熟した愛”?
未成熟な愛は「あなたが必要だから、あなたを愛する」と言い、成熟した愛は「あなたを愛しているから、あなたが必要だ」と言う。
(参考文献:エーリッヒ・フロム著、鈴木 晶 翻訳、『愛するということ』紀伊國屋書店刊)
「都合のいい女」から脱出するためには、この“成熟した愛”(=あなたを愛しているから、あなたが必要だ)の方を目指すことが大切です。
未熟な愛は、相手への愛というよりは“自己愛”と言えるでしょう。その場合、愛情は自分に向けられているので、相手に届きにくい(=相手のハートは掴みにくい)ものなのです。
「自分の行いは自分に返ってくる」と言われるように、自分の心の隙間を埋めるために相手を利用している場合は、相手からも利用される存在になり得るもの。つまり、ある意味“似た者同士”なんです。
だからこそ、自分の依存心とは決別し、精神的な自立をして、「都合のいい女」からは卒業することが大切なんです。
では次に、「心を掴む女になる」ためにはどうしたらいいでしょうか?
「心を掴む女」になるには?
彼が“なりたい自分”になることを応援してみる!
ただ、こればかりは、テクニックだけでどうこうできるものではありません。相手の本当に望んでいる事をよく観察し、知ることが大切ですが、ただ、1つだけ多くの人に当てはまることがあります。それは、
彼が“なりたい自分”になることを応援できる人になることです。
では、相手の“なりたい自分”になることを応援するというのは、どういうことなんでしょうか?
これもケースバイケースですが、下記が当てはまります。
・自分の理想を相手に押し付けないこと
・ありのままの相手を受け止める(※でも、甘やかすとは違うのでご注意)。
つまり、これは本当の意味で相手を愛するということです。つまり、相手の心を掴むためには、“本物の愛情”が必要とも言えるでしょう。
「都合のいい女」→「心を掴む女」へ
“本物の愛情”を持って、彼の心を掴みましょう!
・精神的な自立をする。
(=相手に寄りかかりすぎない女性になる)
・彼の“なりたい自分”になることを応援する。
(=彼にとっての良き応援者になる)
・ありのままの彼を受け止める。
(=ある意味、大きな意味での愛を与える)
過去のAll Aboutのコラムを読んだ方は、はっと思った人もいるかもしれません。結局は、「心を掴む女」になるために大切なのは、以前、ご紹介した、“愛する技術”が必要ってことなんですよね。
「与える人が与えられる」=「愛する人が愛される」ってことなんでしょうね。
心を掴む女になるためにも、“愛する技術”をきちんと身につけていきたいものですね。
<ご参考まで>
“愛する技術”とは?幸せな恋愛をするために
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