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現行のクラウンハイブリッドがお買い得(2ページ目)

低燃費車に各社が力を入れている中、ハイブリッドは中古車でも人気……なのですが、なぜかクラウンハイブリッドはよくよく調べると、実は安い!? しかもこの車、ただ燃費が良いだけの車ではないのですから、これはお買い得です。

籠島 康弘

執筆者:籠島 康弘

中古車ガイド

夜間走行時には人影が液晶画面に映し出される

クラウンハイブリッド   インパネ

高級車クラウンの、一番高いモデル(笑)ですから、装備はかなり充実。5.1ch対応のサウンドシステムやETC、左右独立エアコン、ブレーキ制御付きクルーズコントロール、電動リアサンシェード、前席パワーシート、後席電動リクライニング……etc.

4.5Lのガソリンエンジン並みのパフォーマンスを持ちながら燃費は2Lセダン並みという、レクサスGS450hと同じハイブリッドシステムを搭載。発進時にはモーターのみ、またEV走行モード付きですから、深夜早朝の住宅地からお出かけ&お帰り時などに便利ですし、何より「他とは違う」感を実感できます。さらにひとたびアクセルを踏み込めば、ガソリン+AT車とはまったく別次元の、どこまでも力強く加速して、周囲の風景を一瞬で後方へぶん投げるような速度感は病みつきになりそうなほどです。

さらにハイブリッドのみの装備としてファイングラフィックメーターとナイトビュー、アクティブノイズコントロールがあります。ファイングラフィックメーターとは、要は通常のメーターパネル全面に配されたカラーTFT液晶画面のことで、液晶画面にタコメーターやスピードメーターなどが映し出されるというもの。そこにメーターがあるわけではなく、メーターの映像が映るということです。またナイトビューは夜間、暗闇にまぎれて見えにくい歩行者などを赤外線カメラが検知し、先のファイングラフィックメーターに映し出します。

クラウンハイブリッド   ファイングラフィックメーター

当時世界初だったファイングラフィックメーター。写真のように通常はタコメーター&スピードメーターなど普通の車のメーターパネルにあるようなものが表示されますが、ナイトビジョンや走行レーンのレーン情報(一番右は右折専用など)が表示されます

アクティブノイズコントロールは、室内の騒音を逆位相の音で打ち消すというもの。これと同じ理屈のノイズキャンセリング機能を持つヘッドホンがありますけれど、それの車版だと思ってください。ただでさえ静粛性の高いクラウンですが、ハイブリッド特有のエンジンのこもり音をこれで打ち消すために備わりました。ちなみにトヨタとしては初採用です(ホンダはアコードワゴンやインスパイア等に装備しています)。

そのほかは3.5Lのアスリート同様、純正HDDナビが標準なのですが、このナビがまた多機能。例えばナビと連動して高速道路の料金所手前でエンジンブレーキを増加させ、ドライバーが減速しやすいよう制御してくれる、なんて機能が付いていたりします。「高性能のテレビを買ったけれど使っていない機能がある」なんてことにもなりかねませんから、購入時にはマニュアルが備わっているかどうか、確認したほうがいいです。

あとはとにかく、高級車クラウンとしてこれでもか!というほど装備は充実。まぁ中古車でも200万円台後半からの車ですから、それらは当たり前と言えば当たり前かも知れません。ただしここまで述べてきたように、走行のパフォーマンスや先端技術、それに対してアスリートの中古車価格との差を考えれば、もっと高くてもおかしくはないと思うんですがね……。

このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。

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