夜間走行時には人影が液晶画面に映し出される
高級車クラウンの、一番高いモデル(笑)ですから、装備はかなり充実。5.1ch対応のサウンドシステムやETC、左右独立エアコン、ブレーキ制御付きクルーズコントロール、電動リアサンシェード、前席パワーシート、後席電動リクライニング……etc.
さらにハイブリッドのみの装備としてファイングラフィックメーターとナイトビュー、アクティブノイズコントロールがあります。ファイングラフィックメーターとは、要は通常のメーターパネル全面に配されたカラーTFT液晶画面のことで、液晶画面にタコメーターやスピードメーターなどが映し出されるというもの。そこにメーターがあるわけではなく、メーターの映像が映るということです。またナイトビューは夜間、暗闇にまぎれて見えにくい歩行者などを赤外線カメラが検知し、先のファイングラフィックメーターに映し出します。
当時世界初だったファイングラフィックメーター。写真のように通常はタコメーター&スピードメーターなど普通の車のメーターパネルにあるようなものが表示されますが、ナイトビジョンや走行レーンのレーン情報(一番右は右折専用など)が表示されます
そのほかは3.5Lのアスリート同様、純正HDDナビが標準なのですが、このナビがまた多機能。例えばナビと連動して高速道路の料金所手前でエンジンブレーキを増加させ、ドライバーが減速しやすいよう制御してくれる、なんて機能が付いていたりします。「高性能のテレビを買ったけれど使っていない機能がある」なんてことにもなりかねませんから、購入時にはマニュアルが備わっているかどうか、確認したほうがいいです。
あとはとにかく、高級車クラウンとしてこれでもか!というほど装備は充実。まぁ中古車でも200万円台後半からの車ですから、それらは当たり前と言えば当たり前かも知れません。ただしここまで述べてきたように、走行のパフォーマンスや先端技術、それに対してアスリートの中古車価格との差を考えれば、もっと高くてもおかしくはないと思うんですがね……。
このように、しっかり調べてみればお買い得な車種は意外とあるものです。あなたも一度、探してみてはいかがでしょう。
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