燃費が1.5倍良くて最高出力も上なのに、値落ち率が高い
当然ディスチャージヘッドランプで、コーナリング時に曲がる先を照らすインテリジェントAFSを標準装備しています。また標準のナビはバックモニターのほか、助手席側のドアミラーに備わっているカメラで(折り畳んでいても)サイドビューを見ることが出来ます
デビューは2008年2月。ただし販売は同年5月からでした。その時点で納車2ヵ月待ちでしたから人気は高かったのです。ですから、中古車価格を見たときはまさかと。何しろ、原稿執筆時点では修復歴なしで7万km、2008年式のスタンダードパッケージが285.6万円で見つかります。いっぽう、同じV6の3.5L(厳密にはハイブリッドは専用チューンされていますが、ベースは同じ)を搭載するガソリン車、クラウンアスリートを見てみると、修復歴なしの2008年式で6.7万kmという車が256.2万円でした。
ABS&VDC&TRC&アクティブステアリングをすべて統合制御するVDIMを装備。つまり、ドライバーの意のままに&安全に車が走ってくれるというわけです。またエアバッグはサイドやカーテンシールド、ニーエアバッグまであるなど安全装備は万全
装備の前にまず単純に考えても、アスリートの10・15モード燃費は10.0km/L、ハイブリッドは15.8km/Lですから、燃費は1.5倍もハイブリッドのほうが上。しかも同じ3.5Lのエンジンでアスリートは最高出力315psですが、ハイブリッドはそれにモーターが加わるので、システムトータルで345psです。にもかかわらず、その差がわずか30万円程度ならば、私ならハイブリッドのほうを迷わず選択します。
クラウンハイブリッドが魅力的な理由、次ページでまだまだ詳しく見ていきましょう。