あとひくおいしさ! 台湾名物・担仔麺(タンツーメン)

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食べる時はまずお箸で肉味噌を全体に散らしていき、担仔麺独特の香りを楽しみましょう。あとひくおいしさです!

担仔麺(タンツーメン・タンザイミェン)は、もともと台湾南部の町、台南の名物。今では台湾全土で愛されている台湾料理です。見た目は素朴ですが、このシンプルさとさっぱり味が、「もう一杯食べたい」と思わせる秘訣なのかもしれません。

担仔麺は、さっと10秒ほどゆでた細めの麺ともやしに肉繰と言われる肉味噌(魯肉飯で使用する肉ダレとほぼ同じ)とスープをかけ、おろしニンニクと香菜(コリアンダー)をのせたものが基本スタイル。海老やにらをのせたり、隠し味に黒酢を加える店もあります。スープは新鮮な海老からとったダシにニンニクが合わさったさっぱり味です。

多くの担仔麺は一杯の大きさが日本のラーメンのハーフサイズ程度です。追加オーダーで魯蛋(ルーダン)という醤油味のゆで卵をのせるのが現地流。少ない量とさらりとした味わいから、軽食や夜食としても人気があり、一杯が50台湾元(約140円)位という安さも魅力です。

担仔麺の歴史

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台北の度小月では、担仔麺だけは当時のまま低い椅子に座って作る

担仔麺のはじまりは、今から110年以上も前にさかのぼります。

海が荒れやすい4月の清明節から10月の中秋節までの「小月」と呼ばれる時期に、家族を養う為、台南の漁師が「担仔」と呼ばれる天秤棒で鍋を担いで麺料理を売り歩きました。声がかかるとその場で天秤を下ろし、道端でさっと麺をゆでるというスタイルです。そのおいしさが評判となり、その漁師は漁をやめて麺を売る店を開いた……というのが担仔麺の由来です。

 

そもそも台北には、台南ほど美味しい担仔麺店はない!?

……こう書いてしまうと、台北で担仔麺を食べようとしている皆さんをがっかりさせてしまうかもしれませんが、地元の人たちはやはり「担仔麺は台南で食べるのが一番おいしい」と思っています。台北で担仔麺を食べるというのは、東京で香川名物の讃岐うどんの店に行くという感覚と似ているかもしれません。

もちろん台北の担仔麺のお店だって充分美味しいものを作っていますし、我々観光客の舌をうならせるだけの味です。ただ、本場台南の担仔麺を知っている人にとっては、やや物足りなさが残るかもしれません。台湾高鐡(台湾高速鉄道・台湾新幹線)が出来て、台北から台南へ行きやすくなりました。日帰りで台南へ行き、府城小吃(台南グルメ)を満喫するのもおすすめです。

台北で美味しい担仔麺の店といえばここ!
ガイドイチ押し台南担仔麺の店、度小月(ドゥシャオユエ)

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担仔麺の他に蝦巻などの台南料理も楽しめる

台湾人にとって担仔麺といえば、担仔麺の老舗、度小月(ドゥシャオユエ)が他の追随を許さぬナンバー1! 台南に本店がありますが、台北でも味わえます。

度小月では前述の、客から声がかかると天秤棒を下ろしてその場で作るというスタイルにこだわり、今でも担仔麺を作るときだけは低い椅子に座り、床に置いた鍋から作るという当時のスタイルを守り続けています。肉ダレの味わいの深さは、さすが老舗と思わせるものがあります。

<DATA>
度小月(ドゥシャオユエ)
住所:台北市忠孝東路四段216巷8弄12號
アクセス:MRT忠孝敦化駅
TEL:(02)2773-1244 
営業時間:月~土曜11:30~翌1:00、日曜11:30~22:00
休業日:なし
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