片付けない夫と上手に過ごすには?
片付けるのは、いつも私だけ!とイライラを募らせてはいませんか? そんな片付けない夫には、たった1つのことだけ頼むのが効果的だと、「片づけない夫はどうしたらいい?」でご紹介しました。とはいえ、これでは手ぬるいといった声も。そこで今回はもう一歩進んで、夫のタイプ別に作戦を練ることにしました。
「うちの旦那はどうして片付けをしないの!?」とお悩みの方たちは、適切な対応で自分の夫を片付けに導けるよう参考にしてみてください。
あなたの夫はどのタイプ? 片付けられない夫タイプ診断
片付けられない女性が話題になる一方で、男性の場合はどうなの? それは一緒に暮らしてみてから、実態が分かります。意外とだらしないけれど、2人の共同生活なのだから変わってくれるかも。子供が生まれたのだから、さすがに気付いてくれるはず。そんな淡い期待がことごとくつぶされた!というケースがよくあります。「片付けてよ」と、当たり前のことを言っているつもりでも、相手は一向に動こうとしないばかりか、不機嫌になってしまうことも。アプローチの方向を間違えると、2人の関係が悪化しかねません。まずは、夫の傾向を知ることからスタートしましょう。
下記のA、B、Cの各設問を見て、夫に当てはまる項目がいくつあるか数えてください。
■Aの設問
- 服を脱いだままにする
- 本や書類を積み上げている
- トイレに新聞や雑誌を持ち込んでそのまま
- ゴミでもすぐに捨てない
- 左右違う靴下をはいても気づかない
■Bの設問
- 使ったあと元に戻さない
- 出かける間際にアタフタする
- 好きなものはちゃんと並べている
- 同じようなものをいくつも持っている
- 唐突にモノを捨て始める
■Cの設問
- いつでもマイペース
- 「片付けて」と言うと機嫌が悪くなる
- 学生時代のものを今も持っている
- 鍵やカバンの置き場が決まっていない
- 忘れ物が多い
- Aが3つ以上当てはまった夫は「無頓着タイプ」
- Bが3つ以上当てはまった夫は「気まぐれタイプ」
- Cが3つ以上当てはまった夫は「あまのじゃくタイプ」
「無頓着タイプ」の片付けない夫には意識改革を
妻が髪型を変えても気づかない。だから、部屋を片付けてキレイにしても反応がない。それどころか、すぐに散らかしてしまうタイプです。ついイライラをぶつけたくなることと思いますが、まずは気付いてもらうことから始めましょう。テーブルで使うランチョンマットを取り換えてみたり、シャンプーとリンスのボトルを違う容器に詰め替えてみる。そして気分が変わることや、見た目が綺麗になることなどを話題にします。小さなところからさり気なく変化をつけていって、「綺麗」「気持ちいい」といった言葉を繰り返して、その感覚を刷り込みます。
いきなり目覚めるということは期待できないので、小さな目標としては、脱いだ服を入れるバスケット選び。それが一緒にできたらしめたもの。「道具がいいと片付けやすいね」とつぶやきましょう。
「気まぐれタイプ」の対処法
「あまのじゃくタイプ」の対処法
「気まぐれタイプ」の片付けない夫には方法論で
新しいことを始めるときには、まず道具をそろえる。ノウハウを研究するといったタイプで、いったんはまると徹底して追求する反面、飽きっぽいところもあります。どこまでが本気なのかしらと、傍からはかりかねることもあると思いますが、興味を示してもらえれば強い味方になるはずです。片付けは自分の仕事ではないと思っている節があるのですが、助言を求めてみてください。「私の片付け方は間違っているかしら?」と、片付ける手順を話しておけば、片付け本を読んで調べてくれるかも。あるいは、「工場で3Sという標語があるらしい」と言えば、整理術を検索してくれるでしょう。
一通りの知識を手に入れたところで、リモコンの定位置を決めることや鍵の一時置き場のことなど、現実的な問題の解決をしてもらいましょう。こちらが提案してみるのも手です。収納グッズを買ってくるとか、雑誌の掲載ページを見せるなどして意見を求めます。その話題に乗ってくれば、あとは実践あるのみ。行動で示してもらいましょう。
「無頓着タイプ」の対処法
「あまのじゃくタイプ」の対処法
「あまのじゃくタイプ」の片付けない夫には支援要請を
本当は片付けたいと思っていても、いまさら急には変われない。どうしても素直になれないタイプですが、頼まれればちゃんと助けてくれるはず。だからといって夫のテリトリーに、いきなり踏み込むのは避けましょう。まずは、家族共通の持ち物やスペースからお願いします。キッチンの吊戸棚に入っているモノを全部出してもらうとか、押し入れの天袋の中身を点検してもらうなど。手が届かない場所や重たいモノを動かしてもらうのが得策です。これなら素直に聞いてくれるでしょう。
そのまま手を貸してもらえると嬉しいといった気持ちを、こちらも素直に伝えれば夫も嫌と言えないのでは? 一緒に片付け作業ができれば、やり方も分かってもらえます。そして感謝をされれば、やがては自分のテリトリーの乱雑ぶりにも目を向けてくれるでしょう。
どのタイプも地道な努力が必要。それでは、あまりにも道のりが遠くて面倒だわ。そうなると、いよいよ神頼み「片付けの神様」登場。ちょっとした一言が相手をヤル気にさせます。それにしても、子供は素直でいいわね。「片付けたくなる魔法のことば」で片付け男子に育てませんか?
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