東京をスタートに、大阪、博多、北海道でも開催されたライフ2011新作発表会
今回の新作もやはりそういう懐かしいテイストがしっかりと盛り込まれている。しかし、今回のものからは、それだけではなく、もう一つのキーワードを個人的に感じた。それは、「機能派」という一面も併せ持っている点。
「活版ノート」
「活版ノート」B 5横罫、方眼 各473円。 A5横罫、方眼 各420円。背の中ミシン綴じも味わい深い
商品名にもあるように、この表紙そして中の紙面も活版印刷で作られている。特に、表紙の「LIFE KAPPAN NOTE」のロゴは活版らしさがタップリで、裏面から見るとわずかに凹凸があるのがわかる。サイズば B5と A5の2サイズ。茶色の表紙が5ミリ方眼、グレーの表紙は横罫線となっている。
各サイズとも、方眼と横罫線紙面がある
一般の方眼紙面は全面に方眼が敷き詰められている。余白があることで、方眼に図やイラストなどを描き込んで、そのコメントや注釈などを余白に書き込めるようになる。考えてみると、横罫線ノートには上下に余白があるので、その紙面スタイルを取り入れたものとも言えなくもない。
この「活版ノート」をはじめ、今回の新作には活版印刷がいたるところで使われている。ライフでは、活版の良さを見直し、自らの商品にたくさん採用することで活版職人さんの技を途絶えさせたくないという想いがある。
「デュエット ノート」
「デュエットノート」方眼&横罫線 578円。方眼&無地 578円
ノートにしては珍しく、やや正方形に近い。サイズとしてはB5変形。変形と言っても、実は昔からこのサイズは使われていたものだという。それは、のし紙のサイズ。その「本中版(ほんちゅうばん)」にあたるという。商品名に「デュエット」となっているのは、中の紙面が2種類で構成されているため。茶色の表紙は紙面の左側が方眼、そして右側が横罫。この紙面構成が全ページにわたっている。
左側の紙面が5mm方眼で、右側が7mmの横罫線になっている
こちらは、右側が無地紙面
次のページでは、機能性抜群のノートを紹介する。