Mac/おすすめMacレビュー

アップル Mac mini 500GB(2ページ目)

新しいMac miniはプロセッサがIntel Core i5シリーズに変更され、ターボブースト機能により最大で2.9GHzと、従来モデルから大幅に高速化を実現した。

木下 幹司

執筆者:木下 幹司

Macガイド

メモリ増設などの拡張が簡単

工具不要で内部にアクセスできるのは、Mac ProとMac miniのみ。メモリ交換はもちろん、がんばればハードディスクも換装が可能だ

工具不要で内部にアクセスできるのは、Mac ProとMac miniのみ。メモリ交換はもちろん、がんばればハードディスクも換装が可能だ

Mac miniの魅力は、いろんなキーボードやマウス、ディスプレイと組み合わせて使えること。今回のモデルからは内蔵光学ドライブも無くなったが、その分、外付け光学ドライブを選ぶ楽しみが増えたとも言える。ネットではハードディスクをSSDドライブに換装する方法が紹介されたり(アップルは非推奨)、Mac対応のBlu-rayドライブと組み合わせて使うなど、iMacやMacBookにはないその自由度が、一部の自作PCマニアからも評価が高いようだ。HDMI端子も搭載しており、テレビとの接続もできるのも楽しい。

 

手軽にホームサーバーが作れる

Macをサーバーとして常時稼働しておけば、複数のデバイスを有効に活用することが可能。iOS版のPagesやNumbersのファイル保存先としても使える

Macをサーバーとして常時稼働しておけば、複数のデバイスを有効に活用することが可能。iOS版のPagesやNumbersのファイル保存先としても使える

Mac miniには「OS X Lion Server」が最初からインストールされたサーバーモデルが用意されているように、サーバーしての用途も多い。もちろん通常モデルでもLion Serverをインストールすればサーバーとして使うことも十分にできる。しかもLion Serverはたったの4300円なので、手軽にホームサーバーを作ることができるだろう。

サーバーとして運用する最大メリットは、なんといっても「データの共有」。複数のMacやiPad、iPhoneなどのアドレス帳やカレンダーをひとつにまとめたり、データをまとめて保存しておけるのはとても便利だ。それらの操作を行うのに特別な知識は必要なく、Mac App Storeから「OS X Lion Server」をダウンロード、インストールし、各サービスのスイッチを「入」にするだけだ。

 

リカバリーはインターネット経由で

リカバリーモードでネット接続を始めると地球儀アイコンが表示される。なお、リカバリーモードではプロキシ経由でのネット接続ができないので注意

リカバリーモードでネット接続を始めると地球儀アイコンが表示される。なお、リカバリーモードではプロキシ経由でのネット接続ができないので注意

新しいMac miniにはリカバリーメディアが付属しない。もしMac miniがエラーで起動しなくなった場合などは、再起動時、自動的にリカバリーモードになるので、ネット経由でMac OS X Lionのインストールと付属ソフトウェア(iPhoto、iMovie、GarageBand)の追加インストールが可能だ。

なおリカバリー機能はハードディスクの見えない領域に保存されており、パーティションの変更などで完全にハードディスクをフォーマットしてしまうと、リカバリー機能は消えてしまう。そのような場合は起動時にcommand + Rを押し続けると、アップルのサーバーからリカバリー機能を自動的にダウンロードし、リカバリ機能が使えるようになる(2011年8月現在、2011年7月発売のMac miniとMacBook Airのみ対応)。

しかしネットがつながらないなどの場合に備え、リカバリー機能をUSBディスクに作成しておくとよいだろう。リカバリー機能をUSBディスクに作成する「Lion 復元ディスクアシスタント」はアップルのサーバーからダウンロードできる。

 
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます