従来のインターフェースを徹底的に省いた新MacBook

Apple MacBook

USB Type-Cというポート1つだけという割り切り


アップルがMacBook Airよりも薄型軽量のMacBookを日本時間の2015年3月10日に発表しました。厚みは13.1mm、重量は920gで、高精細なRetinaディスプレイを採用した新製品です。

厚みや重量以上に革新的なのが、従来のパソコンには必ずついていた各種インターフェースを徹底的に省いている点です。搭載しているのは新しいUSBポートと、ヘッドホン端子だけで電源端子もありません。
 
アップルは定期的に古いインターフェースを排除した製品を発表しています。1998年のiMacでフロッピーディスクを排除し、2008年のMacBook Airで光学ドライブを無くしました。

今回のMacBookでは電源専用ポートおよび、従来あった様々なポートを排除しています。各種ポートを排除した代わりに採用したのが、USB Type-Cと呼ばれる新しいUSBポートです。
 

さまざまな種類がある「USB」規格

パソコンでデータをやりとりするのに使われているUSBメモリの事を「USB」だと勘違いしている方もいるかもしれません。本来、USBはユニバーサル・シリアル・バス(Universal Serial Bus)の略であり、各種機器を接続するための規格の名前です。
 
このUSB規格は時代と共に進化しており、現在一般的に使われているUSB 2.0は2000年、USB 3.0は2008年に仕様が公表されました。このUSB規格の最新版がUSB 3.1です。USB 3.1ではデータの転送速度が従来よりも速くなり、各機器への電源供給能力も増えました。そして、今回MacBookが採用したUSB Type-Cという新しい形状の小型のポートも使えるようになりました。
 

USB Type-Cがこれまでの不満を解消する

現在、Androidスマートフォンやタブレット、Bluetooth機器等でUSBポートでの充電が一般的に行われています。ここでよく使われているのはmicro USBという小型のポートです。
 
micro USBはUSBメモリで使われているAタイプよりも小さく、スマートフォン向けですが、裏表があり確認しないと差し込めません。充電についても機種やケーブル毎に互換性に難がある場合があります。これはUSB規格が登場したときに、現在のような超薄型のデバイスや充電に広く使われることを想定していなかったためです。
 
今回登場したUSB 3.1およびType-Cポートでは、現在ある様々な不満を解消できるようになっています。通信速度が速くなったことは当然ながら、ポートの裏表が無くなることで、ケーブルの抜き差しが格段に簡単になります。充電に関しても最大100Wまで対応し、一般的なパソコンやディスプレイにも電源ケーブルなしでUSBケーブル一本だけで利用できるようになります。
 
この新しいUSB 3.1およびType-Cポートに全面的に移行したのがMacBookです。