マンション物件選びのポイント/マンションの間取り

マンションの間取り研究(11)タワーマンション

マンションの間取り研究シリーズ第11回目のテーマは「タワーマンション」です。タワーマンションの間取り例を見ながら、その間取りの特徴やどんな家族に向くかなどを検証してみましょう。

井上 恵子

執筆者:井上 恵子

住まいの性能・安全ガイド

タワーマンション(イメージ)。

タワーマンション(イメージ)。

マンションの間取りシリーズも11回目を迎えました。今までご紹介してきた間取りは、一般的な外廊下形式の中・低層マンションのものが多かったのですが、今回はタワーマンションの間取り例をご紹介したいと思います。

この間取りを見ながらタワーマンションならではの特徴をピックアップしてみましょう。

 

特徴1:明るく開放的なリビング・ダイニング 

今回取り上げる間取り図をご覧ください(【図1】)。こちらはタワーマンションで比較的よく見られる間取りの一例です。

【図1】タワーマンションの間取りの例。83m2、3LDK。リビング・ダイニングの開放的な窓に注目(クリックで拡大)

【図1】タワーマンションの間取りの例。83m2、3LDK。リビング・ダイニングの開放的な窓に注目(クリックで拡大)

タワーマンションといえば、やはりその魅力は「眺望の良さ」ですよね。特にリビング・ダイニングからの眺望が優先され、この間取り例のようにリビング・ダイニングがいわゆる角(かど)に配置され、二方向のビューが楽しめるような間取りもたくさん用意されています。

そして眺望を楽しむために、窓のガラス張りの面積が広く取られています。窓際を背にして家具の配置をするのではなく、窓がよく見えるような家具配置を行います。これが一つ目の大きな特徴と言えますね。

特徴2:PP分離

PP分離とは、プライベート空間(個室)とパブリック空間(リビング・ダイニングなど)が、きちんと分けられた間取りをいいます。個室の配置に着目してください。この間取り例では、玄関⇒廊下⇒各個室へと直接入れる配置になっています(【図2】参照)。
 

【図2】各個室には玄関から誰にも会わずに入ることができる、PP分離の間取りとなっている。

【図2】各個室には玄関から誰にも会わずに入ることができる、PP分離の間取りとなっている。

このように、プライバシーとパブリックが完璧に分離(PP分離)している点が、この間取りの二つ目の大きな特徴です。

特徴3:プライバシー

このようにPP分離がしっかりされている間取りでは、個々の家族のプライバシーが守られやすくなります。

最近は小さなお子さんのいるご家庭ではリビングインの子ども室に人気がありますが、子どもが成人した大人のご家庭では反対に、このような家族それぞれのプライバシーが尊重される間取りが好まれる傾向があります。

次のページでその他の特徴を見てみましょう。

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